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職場で使える防災クイズ【企業向け】全15問|BCP・安否確認・備蓄を解説【防災士監修】

職場で使える防災クイズ【企業向け】全15問|BCP・安否確認・備蓄を解説【防災士監修】

職場の防災、本当に大丈夫ですか?
BCPの中身・安否確認の手順・社内備蓄の適切な量……知っているようで意外と答えられない企業防災の知識を15問でチェックしましょう。

📋 この記事では、企業・職場向け防災クイズ全15問・解説つきをご紹介します。BCP対策・安否確認・社内備蓄・避難誘導・停電対応の5テーマを網羅。朝礼・研修・防災訓練のアイスブレイクにもおすすめです。

🎮 まずはクイズに挑戦してみよう!全15問・3択・解説つき

企業向け防災クイズが必要な理由

日本は地震・台風・水害・停電など、企業活動に影響する災害リスクが非常に高い国です。大企業のBCP策定率は76.4%に達していますが(内閣府令和5年度調査)、策定した計画の中身を従業員が把握しているかどうかは別問題です。

私は2011年3月11日、東日本大震災を福島で経験しました。あの日感じた「知っていると行動できるは全然違う」という教訓が、企業向け防災クイズを作ったきっかけです。

  • BCPを策定しているのに従業員に浸透していない
  • 安否確認システムを導入したが訓練していない
  • 社内備蓄はあるが正しい量かどうかわからない
  • 防火管理者は選任しているが避難手順が曖昧

こうした「知っているようで知らない」状況を可視化し、職場全体の防災レベルを底上げするために、このクイズをご活用ください。

企業向け防災クイズ 全15問・解説

クイズの全問を答え・解説つきで紹介します。間違えた問題をチェックして、社内研修の復習にお使いください。

📋 BCP対策編

第1問 / BCP対策

BCPとは何の略ですか?

  • ① 緊急連絡プロトコル(Business Contact Protocol)
  • ② 防災備蓄プログラム(Bosai Chikuwa Plan)
  • ③ 企業継続計画(Business Continuity Plan) ✅

💡 解説
BCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)とは、大規模災害や緊急事態が発生した際に、事業の継続や早期復旧を可能にするための計画です。企業規模に関わらず策定が推奨されており、中小企業庁もBCPの普及を推進しています。

第6問 / BCP対策

帰宅困難者対策として、企業が従業員に「社内待機」を要請する目安の地震の震度は?

  • ① 震度6弱以上
  • ② 震度4以上
  • ③ 震度5弱以上 ✅

💡 解説
震度5弱以上が発生した場合、多くの企業のBCPでは従業員を社内に留まらせるか、安全確保後に帰宅させる判断基準としています。東京都では震度5弱以上で一斉帰宅抑制の呼びかけが行われます。

第11問 / BCP対策

BCPに基づく防災訓練は少なくとも年に何回実施することが推奨されていますか?

  • ① 義務がないので不要
  • ② 5年に1回
  • ③ 年1回以上 ✅

💡 解説
年1回以上の訓練実施が推奨されています。消防法では防火管理者の選任義務がある事業所での消防訓練実施が義務付けられており、高層ビルなどでは年2回以上が求められます。訓練を通じてBCPの実効性を検証・改善することが重要です。

🆘 安否確認編

第2問 / 安否確認

大規模地震発生時、従業員への安否確認は発生後どのくらいを目標に完了させるべきとされていますか?

  • ① 3時間以内 ✅
  • ② 24時間以内
  • ③ 1時間以内

💡 解説
3時間以内が目標の目安です。発生直後は電話回線が混雑するため、安否確認システムや安否確認アプリを活用する企業が増えています。初動対応として、まず自社の安否確認手段を全従業員に周知しておくことが重要です。

第7問 / 安否確認

災害時に電話回線が混雑した場合、安否情報を確認する手段として最も適切なものはどれですか?

  • ① SNSのみで発信する
  • ② 携帯電話で直接電話をかけ続ける
  • ③ 災害用伝言ダイヤル(171)やWeb171を活用する ✅

💡 解説
災害用伝言ダイヤル(171)は、大規模災害時に各通信会社が提供する音声録音サービスです。「1」を押せば録音、「2」を押せば再生できます。Web171はインターネット上での伝言板です。企業として事前に使い方を研修しておくことが重要です。

第12問 / 安否確認

在宅勤務(テレワーク)の従業員も含めた安否確認について正しい記述はどれですか?

  • ① 自宅が安全なので優先度は低い
  • ② テレワーク中も業務中として安否確認の対象に含める必要がある ✅
  • ③ 出社していないので会社の責任範囲外である

💡 解説
テレワーク中も業務中です。安否確認システムは在宅勤務者も対象に含め、登録・訓練実施が必要です。自然災害は通勤経路だけでなく自宅でも発生するため、全従業員の所在と安全確認を一元管理できる体制整備が求められます。

🎒 社内備蓄編

第3問 / 社内備蓄

企業の防災備蓄として、従業員1人あたり何日分の水・食料を備蓄することが推奨されていますか?

  • ① 1日分
  • ② 7日分
  • ③ 3日分 ✅

💡 解説
3日分(72時間分)が基本の目安です。大規模災害では物資の供給が遅れる可能性があるため、従業員が帰宅困難になった場合に備えた備蓄が必要です。水は1人1日3リットル×3日=9リットルが目安です。

第8問 / 社内備蓄

社内の防災備蓄品の賞味期限・使用期限の管理として適切な方法はどれですか?

  • ① 年1回以上の点検と、ローリングストック(順次使い切り・補充)で管理する ✅
  • ② 使用期限が来てから新しいものを購入すれば良い
  • ③ 一度整備したら5年間はそのままで良い

💡 解説
ローリングストック方式が推奨されます。備蓄品は定期的に点検し、使用期限が近いものは日常業務で消費し、新しいものを補充する循環型管理が理想です。5年放置すると多くの非常食・電池類が期限切れになります。

第13問 / 社内備蓄

企業が備蓄すべき防災用品として、特に見落とされやすいものはどれですか?

  • ① 懐中電灯
  • ② 水・食料
  • ③ 常備薬・衛生用品(マスク・生理用品・アルコール消毒) ✅

💡 解説
常備薬・衛生用品は見落とされがちです。女性従業員への配慮として生理用品、感染症対策でのマスク・消毒液、持病を持つ従業員のための薬など、多様なニーズに対応した備蓄が重要です。避難所でも衛生用品の不足は深刻な問題になります。

🚨 避難誘導編

第4問 / 避難誘導

消防法上、一定規模以上の事業所では必ず選任しなければならない役職はどれですか?

  • ① 安全衛生管理者
  • ② 防火管理者 ✅
  • ③ 防災管理者

💡 解説
防火管理者は消防法により一定規模以上の事業所での選任が義務付けられています。防火管理者は消防計画の作成・消防訓練の実施・消防設備の維持管理などを担当します。選任せずに放置すると消防法違反となります。

第9問 / 避難誘導

地震発生直後にオフィスで取るべき行動として正しいのはどれですか?

  • ① エレベーターで降りる
  • ② すぐに非常階段を使って避難する
  • ③ 机の下に隠れるなど頭部を保護し、揺れが収まるまで待機する ✅

💡 解説
まず身の安全確保が最優先です。揺れている最中の移動は転倒・落下物によるけがのリスクが高まります。机の下などで頭部を保護し、揺れが収まった後に火の始末・出口確保・状況確認を行ってから避難を判断します。エレベーターの使用は厳禁です。

第14問 / 避難誘導

高層ビルで火災が発生した場合の避難について正しいのはどれですか?

  • ① 非常階段を使い、煙を吸わないよう低い姿勢で避難する ✅
  • ② 上の階へ逃げると安全
  • ③ エレベーターを使って早急に降りる

💡 解説
非常階段を低い姿勢で避難が正解です。火災時のエレベーター使用は停電・閉じ込めのリスクがあり厳禁です。煙は上に溜まるため、低い姿勢で壁伝いに移動します。屋上避難は火災の状況によっては有効ですが、煙が充満している場合は危険です。

⚡ 停電対応編

第5問 / 停電対応

大規模停電が発生した場合、企業が最優先で確認すべきことはどれですか?

  • ① 自家発電設備の稼働確認と従業員・来客の安全確認 ✅
  • ② すぐに全員を帰宅させる
  • ③ SNSで状況を発信する

💡 解説
人命確認と安全確保が最優先です。まず従業員・来客の安否と負傷者の有無を確認し、その後に自家発電設備の稼働、サーバーなど重要設備の保護、停電の影響範囲確認へと進みます。情報発信はその後です。

第10問 / 停電対応

企業が長期停電に備えるために特に有効な電源対策はどれですか?

  • ① 電池式時計を各部署に置く
  • ② 自家発電機またはポータブル電源・ソーラーパネルを備える ✅
  • ③ 大容量の延長コードを用意する

💡 解説
自家発電機・ポータブル電源・ソーラーパネルの組み合わせが長期停電に有効です。東日本大震災では平均停電期間が一部地域で2週間以上に及びました。サーバー・通信機器・医療設備などの維持に、企業規模に応じた電源確保計画が重要です。

第15問 / 停電対応

停電時に社内のパソコンやサーバーのデータを守るために最も重要な対策はどれですか?

  • ① 停電になったら電源をすぐ引き抜く
  • ② 停電になってからデータを保存する
  • ③ 日頃からクラウドバックアップと無停電電源装置(UPS)を活用する ✅

💡 解説
クラウドバックアップ+UPS(無停電電源装置)の組み合わせが最も有効です。UPSは停電を検知すると自動でバッテリー電源に切り替え、シャットダウンの時間を確保します。クラウドバックアップは物理的な被害によるデータ喪失も防ぎます。

そなぷー まとめ

全問チェックできましたか?
アプリでカテゴリ別スコアも確認してみよう!🏆

企業向け防災クイズのスコアで何がわかる?

スコアランクアドバイス
13〜15問🏆 防災エキスパート完璧!BCPのリーダーとして社内研修を牽引しましょう
10〜12問🥇 防災上級者素晴らしい!苦手カテゴリをさらに強化しましょう
7〜9問🥈 防災中級者まずまず。BCPの見直し・社内訓練で実践力を高めましょう
4〜6問🥉 防災初級者まず自社のBCPと安否確認システムを確認しましょう
3問以下📚 これから学ぼうこの記事の解説をじっくり読んで再挑戦!

企業向け防災クイズを職場で活用する方法

このクイズは1人でやるだけでなく、職場のチームで一緒に取り組むことで防災意識がぐっと高まります。

  • 朝礼の「1問クイズ」として毎日1問出題するだけで、年間250問以上の防災知識が職場に蓄積される
  • 月次の安全会議でテーマ別5問に取り組み、結果を共有してBCP見直しのきっかけに
  • 防災訓練の前後に使うと、事前の意識チェック・事後の振り返りが効果的にできる
  • 新入社員研修のアイスブレイクとして活用し、入社直後から防災意識を植え付ける
  • 正答率が低い問題は「職場全体が知らない知識」のシグナル。研修テーマの優先順位づけに活用できる

防災士・後藤からのメッセージ

そなぷー

災害はいつくるかわからない。
だからこそ、今から備えることが大切です。💪

私は2011年の東日本大震災を福島で経験しました。あのとき感じた「知っている」と「できる」の差がどれほど大きいか——その教訓が、このクイズを作った原点です。

企業の防災は「総務部門の仕事」ではなく、全従業員の命に関わることです。このクイズが、職場での防災の話し合いのきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。ぜひ職場で活用してください。

🏢 法人向け防災セットも一緒に備えよう

クイズで防災知識を確認したら、
次は実際の備えを見直しませんか?
HIHヒカリネットでは防災士監修の法人向け防災セットを
累計300社以上にお届けしています。

✅ まとめ:企業向け防災クイズのポイント

  • 企業向け防災クイズ全15問・解説つきで無料で挑戦できます
  • BCP対策・安否確認・社内備蓄・避難誘導・停電対応の5テーマを網羅
  • 朝礼・安全会議・防災訓練・新入社員研修など幅広いシーンで活用可能
  • カテゴリ別スコアで自社の弱点分野が一目でわかる
  • クイズの後は実際のBCP見直し・備蓄確認もセットで進めよう
  • 企業向け防災クイズは研修の形骸化を打ち破る実践的なツール

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数値データはあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトでご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

🛡️ 防災士監修記事

後藤 秀和(ごとう ひでかず)
防災士/株式会社ヒカリネット 代表取締役
2011年3月11日、東日本大震災を福島で経験。「あのとき備えていたら」という後悔をなくすため、防災士資格を取得しHIH(Hope is Here)を設立。防災セット累計出荷20万個超、法人導入実績300社以上。