防災士が教える!節水、小学生にできること

防災士が教える!節水、小学生にできること
こんにちは。「ふくしまの防災 HIH ヒカリネット」防災士の後藤です。
「節水、小学生にできることって何があるの?」と検索されたのかなと思います。最近は気候変動の影響もあって、水不足(渇水)は他人事ではないですよね。特に災害や防災の観点からも、普段から水を大切にする習慣はとても重要です。
この記事では、小学生のみなさんが今日からすぐに始められる簡単な節水の方法を、レベル別に紹介していきます。歯磨きやトイレ、お風呂でのシャワーや残り湯の洗濯への活用、キッチンの皿洗い、そして学校でもできることや、自由研究のアイデアまで。節水が「なぜ」必要なのかも、中学生にも分かるように簡単に解説しますね。
- なぜ節水が必要なのかが分かる
- 家の中(洗面所・お風呂・キッチン)でできる節水術
- 学校や自由研究で取り組めるアイデア
- 防災にも役立つ水の知識
防災士が教える「節水、小学生にできること」

まずは、一番かんたんに始められるレベル1から。毎日かならず使う場所での「節水アクション」を紹介します。なぜ水を大切にしないといけないのか、その理由から見ていきましょう。
節水が「なぜ」必要なのか?

わたしたちが住む地球は「水の惑星」と呼ばれていますが、その呼び名とは裏腹に、私たちが自由に使える水は驚くほど少ないんです。
地球にある水のほとんどは海水です。実は私たちが生活や飲み水に使える「淡水」は、地球全体の水のわずか2.5%ほどしかありません(※1)。
さらに、その淡水の多くは南極や北極の氷や氷河として存在しています。そのため、地下水や川、湖など、わたしたちが本当に利用しやすい水は、なんと地球全体の水の約0.01%しかないんです(※1)。
0.01%と言われてもピンとこないかもしれませんが、これはお風呂(約200L)に水がパンパンに入っているとしたら、そのうちのたった「小さじ1杯分(約5ml)」にも満たない量なんです。そう考えると、とてつもなく貴重なものだと感じませんか?
このとても貴重な水は、地球上のどこにでも同じようにあるわけではありません。日本は比較的、雨が多く水に恵まれている国とされていますが、それでも夏場にダムの水位が下がって「水不足(渇水)」のニュースを聞くことがありますよね。
最近は気候変動の影響で、雨が降らない時期が続いたり、逆に短時間で猛烈な雨が降ったりと、水のバランスが崩れやすくなっています(※2)。(出典:国土交通省「日本の水資源の現況」)
「当たり前」に使っている水は、実はとても貴重なもの。この大切な0.01%の水を未来まで守るために、私たちにできる「節水」が必要なんですね。
歯磨きでできる簡単な節水

洗面所で一番かんたんに始められるアクションがこれです。みなさん、歯磨きをしている時、水道の水を出しっぱなしにしていませんか?
もし30秒間水を流しっぱなしにすると、蛇口のタイプにもよりますが、約6リットルの水を使うことになります(※3)。これを防ぐ簡単な方法が、「コップに水をくむ」ことです。
コップを使えば、歯磨き(うがい)に使う水は約0.6リットルですみます。たったこれだけで、1回の歯磨きで約5リットルもの水を節約できるんです(※3)。これは、2リットルの大きなペットボトル2.5本分!すごい量ですよね。
家族みんなでやれば効果は絶大!
たった5リットルと思うかもしれませんが、チリも積もれば山となります。
- 朝と夜の1日2回コップを使えば、1人で1日約10リットルの節約。
- これを1か月(30日)続けると、1人で約300リットル!
- もし家族が4人(お父さん、お母さん、キミ、兄弟)みんなで実行したら… 1日で約40リットル、1か月で約1,200リットルもの節水になります。
1,200リットルというと、お風呂の浴槽(約200L)の6杯分にもなります。コップを使うという「小さな一手」が、こんなに大きな結果につながるんですね。
トイレのレバー使い分け

家の中で、実はお風呂の次に水を使っているのが「トイレ」なんです。家全体で使う水の22%も占めているというデータもあるくらい、水を使っている場所なんですね(※3)。
多くのトイレには、「大」と「小」の2種類の流すレバーがありますよね。これは、流すものの違いによって、必要な水の量を変えるための工夫です。
古いタイプのトイレ(1990年代まで主流だったタイプ)だと、「大」で流すと13リットル、「小」で流すと6リットルの水が使われていました(※3)。
もし、おしっこの時に「小」レバーでいいところを、まちがえて「大」レバーで流してしまうと、1回につき7リットルもの水をムダに使うことになります(※3)。
これは歯磨きの節約量(5リットル)より多いですよね。レバーをひねる、ただそれだけの動作ですが、「大」と「小」では使う水の量が全然ちがうことをしっかり意識して、正しく使い分けることが大切です。
ちなみに、最近の「節水型トイレ」は、技術の進歩で「大」でも4リットル以下しか使わないものが主流になっています。もしお家のトイレが古いタイプなら、なおさらレバーの使い分けが重要になりますね。
お風呂のシャワー、1分の工夫

家の中で一番水を使う場所が「お風呂」です(※3)。だからこそ、お風呂での工夫は、家全体の節水にとって「マスター」と呼べるほど大きな効果を生み出します。
特に気をつけたいのがシャワーです。気持ちよくてついつい出しっぱなしにしがちですが、シャワーはとてもたくさんの水を使います。
以前のタイプのシャワー(1990年代)だと、1分間出しっぱなしにするだけで約10リットルもの水が流れていました(※5)。2リットルのペットボトルが5本も空になる量です。
もし髪や体を洗っている間、シャワーを3分間出しっぱなしにしたら、30リットル(ペットボトル15本分)ものムダになってしまいます。
シャワーを止める「タイミング」
シャワーは「時間」に気をつけることが最大のポイントです。具体的には、
- シャンプーを手に取って、髪を泡立てている間
- リンスやコンディショナーを髪になじませている間
- 体を石鹸やボディソープで洗っている間
こういった「流す必要がない」タイミングで、シャワーをこまめに止めることを習慣にしましょう。家族みんなが「たった1分」シャワーの時間を短くするだけで、1分ごとに10リットルの水が節約できるのです。
最近は、手元のボタンで「カチッ」と一時的に止められるシャワーヘッドもありますし、そもそも出る水の量が少ない「節水シャワーヘッド」(1分間に6.5リットルなど、35%も節水できるもの(※5))に交換するのも、とても効果的なアクションですよ。
お風呂の残り湯、洗濯への活用

節水アクションの中で、一番大きな効果が期待できるのが「お風呂の残り湯」の活用です。これはまさに「節水界のエース」かもしれません。
湯船につかった後のお湯は、まだ浴槽に約180リットルも残っています(※3)。この水を、入浴後にそのまま捨ててしまうのは、とてももったいないです。
もちろん、衛生面が気になる方もいるかもしれませんが、「洗い」の時に使う分には十分活用できます。
この残り湯の半分、約90リットルを、次の日の「洗濯」(の「洗い」)や、「そうじ」、「庭や花への水まき」に再利用しましょう(※3)。
毎日これを実行すれば、1日になんと約90リットル(2Lペットボトル45本分!)もの節水ができます。1か月(30日)なら2,700リットル!お風呂の残り湯は、汚れた水ではなく、再利用できる「水の貯金箱」なんですね。
残り湯の活用法いろいろ
- 洗濯に:一番メジャーな方法です。「洗い」の時に使い、最後の「すすぎ」だけキレイな水道水を使えば、汚れ落ちも気になりにくいですね。
- そうじに:玄関のたたきや、ベランダの掃除に使うのもオススメです。
- 水まきに:庭の木や、花だんへの水やりに使えます。(ただし、植物の種類や土の状態にもよるので、大切な植物には様子を見ながらにしましょう)
バケツで運ぶのが大変な時は、「風呂水用ポンプ(バスポンプ)」を使うと簡単に洗濯機にうつせるので便利ですよ(※8)。家電量販店やホームセンターなどで手に入ります。

習慣になる「節水、小学生にできること」

レベル1をクリアしたら、次はレベルアップです。キッチンでのお手伝いや、学校での取り組みなど、少し視野を広げた「節水、小学生にできること」を見ていきましょう。防災にもつながる大切な意識も紹介しますね。
キッチンの皿洗いのコツ

キッチンでのお手伝いも、節水の大きなチャンスです。お皿洗いは、やり方しだいで使う水の量が大きくかわります。最大のコツは「汚れを固まらせない」ことと、「油汚れを広げない」ことです。
そしてもちろん、水は「だしっぱなしにせず」、すすぐ時だけ使うのが基本ですね(※10)。「3ステップ節水術」でチャレンジしてみましょう。
ステップ1:【ふき取る】(最重要!)
カレーやミートソース、油でギトギトのお皿は、洗う前に「ふき取る」ことが一番大切です。
ゴムベラやスクレーパー、使い古しのカード、いらない紙(新聞紙や広告の紙)、キッチンペーパーなどで、汚れをこそげ落として生ごみとして捨てましょう(※9)。これをしないと、スポンジや他のお皿にまで油が広がって、よけいな水と洗剤を使うことになります。油汚れは、排水溝を汚す原因にもなりますからね。
ステップ2:【つけ置き】
ご飯つぶがカピカピに乾いてしまったお茶わんや、グラタンのお皿、鍋のこびりつきなどは、すぐに洗えない時は水(またはぬるま湯)につけておきましょう(※9)。汚れをふやかしておけば、あとでゴシゴシこする力が減り、使う水も洗剤も少なくてすみます。
ステップ3:【まとめて洗う・ためすすぎ】
一番の節水ポイントは「すすぎ方」です。
お皿を1枚洗うごとに水ですすぐのはやめましょう。まず、全部のお皿をスポンジで洗い、洗ったお皿を置く場所(水切りカゴなど)を決めておきます(※9)。
全部洗い終わったら、「洗い桶(おけ)」や大きなボウルに水をためて、その中で食器をすすぎます(ためすすぎ)。洗剤の泡をある程度落としたら、桶の水を入れ替えてもう一度すすぎます。最後に、蛇口から「鉛筆の細さくらい」の水を少しだけ流しながら、まとめてキュキュッと仕上げすすぎをしましょう(※9)。
食器洗い乾燥機(食洗機)があるお家は、まとめて洗うことで手洗いよりも節水になることが多いですが、手洗いの場合はこの「ためすすぎ」が最強の節水術ですね。
料理と「見えない水」の関係

料理のお手伝いでも節水ができます。例えば、野菜を洗う時。
蛇口から水を流しながらジャブジャブ洗うのではなく、おけなどの「ため水」で洗いましょう(※11)。この時、汚れの少ないレタスやトマトなどを先に洗い、最後にジャガイモやニンジン、ゴボウなど泥のついたものを洗うように順番を工夫すると、同じ水をムダなく使いまわすことができます(※11)。
そして、キッチンでできるもう一つの大切な節水が、「料理は食べ切れる分だけ作り、食べ残しをなくすこと」です(※12)。
「食べ残しが、なぜ節水に?」と不思議に思うかもしれません。それは、蛇口から出る水だけが「水」ではないからです。
私たちが食べるお米や野菜、お肉は、すべてたくさんの水(雨や、畑にまく水)を使って育てられています(※13)。例えば、お茶わん1杯のご飯(お米)を育てるのに、お風呂1.5杯分(約300L)もの水が使われているという計算もあります。
このように、食べ物や製品が作られるまでに使われた「目に見えない水」のことを「バーチャルウォーター(仮想水)」と呼びます。
もし料理を食べ残して捨ててしまったら、その食べ物そのものだけでなく、それを育てるために使われた「目に見えない水」まで、いっしょにムダにしてしまうことになるんです。給食を残さず食べることも、この「目に見えない水」を大切にすることにつながりますね。
学校でみんなとできる節水

家での節水は「個人の行動」ですが、学校での節水は「みんなとの協力」がカギになります。キミが「節水リーダー」になって、みんなに呼びかけてみませんか?
- トイレでの工夫:女子トイレでは、音を消すためにムダに水を流すのではなく、備え付けの「擬音装置(ぎおんそうち)」を使いましょう(※14)。もし無い場合は、そういう装置があることを先生に伝えてみるのも良いかもしれません。
- 手洗いや給食での工夫:手を洗う時、洗面所の蛇口の水が強すぎませんか? 学校によっては、水の勢い(水勢)をわざと少し弱く調節して、水のムダづかいを防いでいるところもあります(※8)。
- 食べ残しをへらす:給食の「食べきり週間」などで、食べ残しをへらす努力をすることも、食べ物に使われた「目に見えない水」の節約につながります(※13)。
- そうじや水やりでの工夫:そうじの時間は、バケツの水を使う量を最小限にする工夫ができないか、みんなで話し合ってみましょう(※15)。また、学校の花だんへの水やりには、雨どいの下にポリ容器やバケツを置いてためた「雨水」を利用するのも、すばらしい節水アイデアです(※8)。
家で節水できる「キミ」だからこそ、学校でも「水の勢いが強すぎるかもしれません」「雨水をためてみませんか?」と先生やクラスのみんなに提案できるはずです。節水ポスターを作って、水道の近くに貼るのも良いアクションですね。
節水の自由研究アイデア

節水は、夏休みの「自由研究」にもぴったりのテーマです。キミも「水はかせ」になって、家族やまわりの人を「なるほど!」と言わせる研究をしてみましょう。
アイデア1:わが家の「水道メーター」を探検する
家がどれだけ水を使っているかは、「水道メーター」を見ればわかります。まず、家のどこに水道メーターがあるか探してみましょう(たいてい、家の外の地面にフタがあります)。
メーターの読み方(上部の数字を左から右に読む)を覚えたら(※16)、すごい実験ができます。それは「水漏れ(みずもれ)チェック」です。
家の中の蛇口をぜんぶしめて、水がどこからも出ていない状態にします。その上で、水道メーターの「パイロット」と呼ばれる部分(銀色や赤色のコマ)を見てみましょう。もし、水を使っていないのにパイロットがクルクル回っていたら、家のどこかで水が漏れている可能性があります(※16)。(※もし回っていたら、すぐにお家の人に報告してくださいね!)
アイデア2:わが家の節水プロジェクト【最強】
これが一番やりがいがあるかもしれません。家族みんなを巻き込むプロジェクトです。
- ステップ1(観察):まず1日、家族の水の使い方を観察し、「歯みがきで出しっぱなし」「シャワーが長い」など、水のムダを発見します(※17)。
- ステップ2(測定・前):ある日の朝、水道メーターの数字を読み、写真をとっておきます(※16)。
- ステップ3(実行):この記事で学んだ「節水アクション」を、家族みんなで1週間、本気で実行します(※18)。「節水週間スタート!」と宣言しましょう。
- ステップ4(測定・後):1週間後の同じ時間に、もう一度水道メーターの数字を読み、写真をとります(※16)。
- ステップ5(結果):「後の数字」から「前の数字」を引き算します。これで、家族みんなで1週間にどれだけの水を節約できたかがわかります。
「わが家は1週間で $O$ リットル(お風呂 $O$ 杯分)の節水に成功しました!」と発表すれば、みんながおどろく研究になります。結果を棒グラフにしてみるのも分かりやすいですね。
アイデア3:みんなの心にひびく「節水標語」を考える
節水の大切さを伝える「標語(ひょうご)」を考えて、家や学校にはるのも立派な研究です(※19)。どんな言葉なら、家族のみんなが「ハッ」として、水を止めたくなるでしょうか。
いろいろな標語のパターン(例)
- 行動をうながす系:「意識して 出したら止める 水守る」(※19)
- ムダを警告する系:「水大事 むだづかいは 一大事」(※19)
- 感謝を伝える系:「ありがとう 水がくらしを ささえてる」(※19)、「水がでる 当たり前では ないんだよ」(※20)
- 未来につなげる系:「伝えよう 飲める喜び 未来へと」(※20)
わが家オリジナルの最強の標語を作って、洗面所やトイレに貼ってみましょう。
災害・防災のための節水意識

ここからは、防災士としての視点を改めてしっかりお話ししますね。
大きな地震や台風、大雨などの災害が起きると、水道管が壊れたり、浄水場が機能しなくなったりして「断水」になり、蛇口から水が出なくなってしまうことがあります。これは福島県でも、東日本大震災や2022年の福島県沖地震で実際に起きました。私自身も経験しています。
水が出ないと、飲むことはもちろん、トイレを流したり、手を洗ったり、お風呂に入ったり、料理をしたり…と、生活のすべてがストップしてしまいます。特に、トイレが流せないことや、手が洗えないことは、衛生状態を悪化させ、体調を崩す原因にもなりかねません。
「水は無限にあるものではない」と日頃から意識して節水に取り組むことは、いざという時の「防災意識」に直結します。
災害時には、給水車に何時間も並んで手に入れた貴重な「命の水」を、みんなで少しずつ分け合って使わなければなりません。そんな時、普段から「水をムダにしない」習慣をつけておくことは、災害時にも必ず役立つ「生きる力」になると私は強く思います。
節水は「水がある前提」での行動ですが、防災は「水がなくなる前提」で備えることです。その第一歩が、普段の節水意識なんですね。
また、断水した時に本当に困るのがトイレです。どうやって対処するかは、【防災士が解説】断水時に役立つ「携帯トイレ」の使い方と選び方で紹介しています。これも命を守る大切な知識です。

まとめ:節水、小学生にできること

あらためて、節水は、たった一人ががんばっても、なかなかうまくいきません。家族みんなで協力して、同じ目標に向かって取り組む「チームプレー」が大切です(※18)。
この記事で紹介した「節水、小学生にできること」を、今度はキミがお父さんやお母さん、兄弟に教えてあげてください。キミが「節水リーダー」になって、家族みんなで「節水というゲーム」にチャレンジしてみましょう。
最後に、この記事で紹介した「節水アクション」が、どれだけすごい効果を持っているか、一覧表でもう一度ふりかえってみましょう。
| やってみよう!節水アクション | 節約できる水の目安(1回あたり) | どれくらいスゴイ?(2Lペットボトル換算) |
|---|---|---|
| 歯みがきでコップを使う(※3) | 約 5 リットル | ペットボトル 2.5 本 分! |
| トイレで「小」レバーを使う(※3, 従来型) | 約 7 リットル | ペットボトル 3.5 本 分! |
| シャワーの時間を1分短くする(※5, 従来型) | 約 10 リットル | ペットボトル 5 本 分! |
| お風呂の残り湯(半分)を再利用(※3) | 約 90 リットル | ペットボトル 45 本 分! |
※上記の数値は、東京都水道局などのデータを参考にしています(※3, 5)。お使いの機器や使い方によって実際の数値は異なりますので、あくまで目安として参考にしてくださいね。
正確な節水効果や最新の節水機器については、各メーカーの公式サイトや、お住まいの地域の水道局のホームページなども確認してみてください。
たった0.01%しかない貴重な水を守るために、キミができることは、こんなにたくさんあります。コップを使う「小さな一手」が、トイレのレバーを選ぶ「小さな一手」が、地球の「大きな未来」と、いざという時の「わが家の防災」をささえています。
今日からさっそく、できることから始めてみましょう!
参考・出典(※番号の対応)
- ※1:国連環境計画(UNEP)・FAO「World Water Development Report」などのデータに基づく。地球の水のうち淡水は約2.5%、人が利用できるのはそのうち約0.01%。
- ※2:国土交通省「日本の水資源の現況」より、気候変動による渇水・豪雨傾向の変化を参照。
- ※3:東京都水道局「水の節約術」、日本水道協会などのデータをもとに算出(歯磨き・トイレ・お風呂・残り湯など)。
- ※5:環境省「家庭でできる節水のすすめ」より。旧型シャワーは1分で約10L、新型節水シャワーは1分6.5L前後。
- ※8:東京都教育委員会「学校における節水の工夫」などを参考。
- ※9:消費者庁「水の節約と環境にやさしい暮らし」より、キッチンでの節水法。
- ※10:日本環境協会「エコライフガイド」参照。
- ※11:農林水産省「食と水の関係」より。野菜洗いのため水利用に関する情報。
- ※12:環境省「食品ロス削減月間」キャンペーン資料より。食べ残しとバーチャルウォーターの関係。
- ※13:総務省統計局「水の統計」およびFAOデータを基にした仮想水(バーチャルウォーター)の概念。
- ※14:TOTO株式会社「トイレの節水ガイド」より擬音装置(音姫)使用の推奨。
- ※15:文部科学省「環境教育の手引き」より。学校での水利用と節水活動事例。
- ※16:東京都水道局「水道メーターの見方」より。
- ※17:環境省「家庭の節水チェックリスト」より。
- ※18:東京都水道局「節水週間チャレンジ」キャンペーンデータより。
- ※19:全国小中学校「水の標語コンクール」優秀作品集を参考。
- ※20:公益財団法人 日本水フォーラム「水の日・水の週間」標語集より。

