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介護施設 防災チェックリスト|非常電源・BCPの備え7分野

介護施設防災チェックリストで非常電源・避難・備蓄を確認するバナー

介護施設 防災チェックリスト|非常電源・BCPの備え7分野

介護・福祉施設が守るのは、自力で避難することが難しい利用者です。医療的ケアや常用薬が生命の維持に直結し、停電がそのまま命の危険になります。一般的な備蓄だけでは足りず、施設ならではの備えが欠かせません。このページでは、施設長・職員がそのまま使える無料の介護施設 防災 チェックリストと、何をどう備えるべきかの考え方をまとめました。

介護施設の防災は、まず「医療機器の非常電源」を最優先に、利用者ごとの医療情報・避難手段・介護食を、利用者の状態に合わせて備えることが要になります。

介護施設防災チェックリストとは、災害時に自力避難が難しい利用者の命と生活を守るために、介護・福祉施設が備えるべき物資・体制・設備を分野別に一覧化し、対応状況を確認するための一覧表です。

まずは使ってみる

利用者数・要医療ケア者数・職員数を入れると、医療電源や介護食を含む備蓄の目安数量が自動で表示されます。印刷もできます。

介護施設向け防災チェックリストを使う(無料・登録不要)→

介護施設の防災は「非常電源」が最優先

介護・福祉施設の防災が他の施設と決定的に違うのは、停電が直接、命にかかわることです。喀痰吸引器・在宅酸素・人工呼吸器・電動ベッドなど、止めれば利用者の生命に影響する機器があります。だからこそ、何よりもまず医療機器のための非常電源を確保することが最優先になります。

備えには優先順位があります。限られた時間と予算のなかで、どこから手をつけるべきかを整理したのが次の表です。

優先度備え理由
最優先医療機器の非常電源・燃料・予備バッテリー停電が即、生命の危険につながるため
利用者ごとの医療・服薬情報/常用薬の予備薬が切れると命に関わる利用者がいるため
垂直避難・搬送の手段(担架・避難用マット)自力で動けない利用者を運ぶ必要があるため
標準介護食・とろみ調整食・大人用おむつ利用者の状態に合わせた食事・排泄ケアのため

非常電源は、施設で使っている医療機器の消費電力と稼働時間から必要な容量を見積もります。停電時に止められない機器を洗い出し、その分を数日間まかなえる発電機やポータブル電源、燃料を確保します。あわせて、停電時にどの利用者を優先するかを事前に決めておくことが、限られた電源を命に直結する用途へ確実に振り向けることにつながります。

私は2011年3月11日、東日本大震災を福島で経験しました。長引く停電のなかで、医療や介護を必要とする方々がどれほど厳しい状況に置かれたかを目の当たりにしました。その経験から防災士の資格を取得して防災事業を始め、これまでに法人・施設300社以上の備えを支援してきました。介護施設では「電気が止まっても命を守れるか」を起点に備えることが何より大切だと考えています。

利用者の状態に合わせて備蓄量を見積もる

介護施設で必要な備蓄量は、利用者数と医療的ケアの必要度で決まります。飲料水や一般食は利用者数で見積もれますが、医療機器の予備電源や経管栄養剤は「医療的ケアが必要な人の数」で決まります。たとえば利用者50名・うち要医療ケア10名の施設なら、飲料水は1人1日3L×3日で450L、介護食は要ケア者10名×3食×3日で90食、大人用おむつは50名×1日5枚×3日で750枚が一つの目安です。

下のチェックリストは、利用者数・要医療ケア者数・職員数を入力すると、医療電源や介護食を含む各備蓄の目安数量が自動計算される仕組みです。利用者の安全・避難、医療・電源、飲料水・食料・介護食、衛生・排泄、情報・連絡、組織体制(夜間想定)、施設対策の7分野を、チェックしながら確認できます。

利用者の状態に合わせてチェック

7分野を網羅。夜勤帯の少人数体制も想定して確認できます。印刷して施設のBCPや点検表としてお使いいただけます。

介護施設向け防災チェックリストを使う(無料)→

介護施設防災チェックリストをBCPにつなげる

チェックリストで「何が足りないか」が見えたら、次は備蓄の調達と、介護BCP(業務継続計画)への落とし込みです。介護施設にはBCPの策定が求められており、停電・断水・職員不足といった事態に備えて、誰が・どう動くかを文書化しておく必要があります。とくに職員が少ない夜間・休日の発災を想定した訓練は欠かせません。非常電源や介護食など施設特有の備えは、利用者の状態に合わせて数量を調整しながらそろえていきましょう。

あわせて、必要な備蓄量を人数・日数から計算できる防災備蓄シミュレーターや、企業向けの企業・オフィス向けチェックリスト、職員のご家庭で使える家庭の防災チェックリストもご用意しています。施設全体の備えと合わせてお役立てください。

よくある質問

Q. 介護施設の防災で最優先に備えるべきことは何ですか?
A. 自力で避難できない利用者が多いため、まず停電に備えた非常電源の確保が最優先です。喀痰吸引器や在宅酸素、人工呼吸器、電動ベッドなど、命に直結する医療機器の電源を確保します。あわせて、利用者ごとの医療・服薬情報、常用薬の予備、垂直避難や搬送の手段、介護食・とろみ調整食、大人用おむつを、利用者数に合わせてそろえます。
Q. 介護施設の非常用電源はどれくらい必要ですか?
A. 施設で使用している医療機器の消費電力と稼働時間から必要な容量を見積もります。喀痰吸引器・在宅酸素・人工呼吸器など、停電時に止められない機器を洗い出し、その分を最低でも数日間まかなえる発電機やポータブル電源、燃料を確保します。あわせて、停電時にどの利用者を優先するかを事前に決めておくことが重要です。
Q. 介護施設にBCP(業務継続計画)は必要ですか?
A. 必要です。介護施設にはBCPの策定が求められており、停電・断水・職員不足などの事態に備えて、誰がどう動くかを文書化しておく必要があります。とくに職員が少ない夜間・休日の発災を想定した訓練と、近隣施設・自治体との応援体制の確認が重要です。
Q. このチェックリストは無料で使えますか?
A. 無料で登録不要です。利用者数・要医療ケア者数・職員数を入れると備蓄の目安数量が表示され、チェック状態はお使いの端末内にのみ保存されます(外部送信なし)。印刷・PDF保存もでき、施設のBCPや防災点検表としてそのままお使いいただけます。
施設の備蓄・非常電源をご検討の介護・福祉施設様へ

防災士の視点を取り入れて選んだ、施設向けの防災セットと備蓄をご用意しています。利用者数に合わせたお見積もりや、非常電源・介護食・大人用おむつを含むご相談も承ります。

※ 本ページおよびチェックリストの数値はあくまで一般的な目安です。正確な情報は内閣府防災・消防庁・厚生労働省・所在地の自治体などの公式情報でご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。必要な対策・数量は利用者数・介護度・医療的ケアの有無・立地により異なり、非常用電源の容量や避難確保計画は、施設の医療機器・立地に応じて所管の自治体・消防の指導にあわせてご確認ください。