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【マンガで読む防災】愛犬の震えが止まらなかった夜。日常を一瞬で奪う震度6弱と、私たちが生き残れたワケ

震度6弱の体験談漫画のアイキャッチ。左側は家具固定がなく地震に怯える男性と「もっと早く固定していれば…!」のセリフ、右側はポータブル電源の明かりの下で安堵する男性と愛犬のイラスト。

愛犬の震えが止まらなかった夜。日常を一瞬で奪う震度6弱と、私たちが生き残れたワケ

「自分だけは大丈夫」。そう心のどこかで思っていませんか?

2021年2月13日、福島県。それはあまりに普通の土曜日の夜でした 。仕事で疲れた体をソファに沈め、愛犬とくつろぐ至福の時間。しかし、その日常は、たった数秒で「非日常」へと姿を変えました。

震度6弱の恐怖を表現した防災漫画のタイトル画像(目のアップと心電図風の稲妻演出)
2021年2月13日、福島県の夜。温かい照明のリビングで、グレーのパーカーを着た男性がソファに座り、マグカップを手に一息ついている。彼の膝の上では茶色のトイプードルが丸くなって眠っている。男性のフキダシには「ふぅ…今週もやっと終わったな」とあり、下部のテキストには「それは、あまりに普通の土曜日の夜だった。」と記されている漫画のワンシーン。
深刻な表情でスマートフォンを見つめ、画面の光に照らされる若い男性を描いた漫画のコマ。彼の思考フキダシには「(10年前のあれに比べれば…まあ、大丈夫だろう)」とあり、下部のテキストボックスには「東日本の被災経験を持つ私でさえ、喉元過ぎれば熱さを忘れかけていた。」と記されている。
机の上のスマートフォンから「『ギュイン!ギュイン!地震です!地震です!』」という緊急地震速報の警報音と赤い文字が発せられ、驚愕の表情で固まる男性とトイプードルを描いた漫画のコマ。下部のテキストボックスには「その音は、何度聞いても心臓を直接鷲掴みにされる。」と記されている。
激しく揺れる部屋の中で、ソファから立ち上がりバランスを崩して驚愕する男性の姿を描いた漫画のコマ。男性は「うわっ!?」と叫び、周囲には埃が舞い上がり、部屋全体が振動している様子が集中線で表現されている。下部のテキストボックスには「震度6弱。それは「揺れる」ではない。「地面が生き物のようにうなり、襲いかかってくる」感覚だ。」と記されている。
この画像は、震度6弱という巨大地震の現実的な恐怖を、主人公の視点を通じて生々しく描写しています。「重力が消えたような」という表現は、立っていられないだけでなく、身体のコントロールさえ失ってしまうような、想像を絶する揺れの感覚を読者に伝えています。
暗闇の中で両耳を塞ぎ、目を強く瞑って耐える男性を描いた漫画のコマ。「ガシャン!」「ミシッ!」「バリバリッ!」という破壊音の擬音語が飛び交い、彼の思考フキダシには「(止まれ!止まってくれ!)」とある。下部のテキストボックスには「暗闇と轟音。視覚を奪われた人間は、音だけで「世界の終わり」を想像してしまう。」と記されている。
茶色のトイプードルが恐怖で震えている様子を、飼い主の手が優しく撫でている漫画のコマ。犬は「……ッ……」と声を漏らし、周囲には恐怖を表す効果線が描かれている。下部のテキストボックスには「ふと横を見ると、愛犬が震えていた。人間以上に敏感な彼らが感じる「予期せぬ恐怖」が、痛いほど伝わってくる。」と記されている。
大きな本棚から地震の激しい揺れで複数の本が飛び出し、落下している様子を描いた漫画のコマ。右上の小さなコマには、汗をかき焦った表情の男性の顔があり、思考フキダシには「(あそこには…寝てないよな!?)」とある。下部のテキストボックスには「「もし、家具を固定していなかったら」「もし、あそこに誰かがいたら」。後悔は、揺れている最中にしかやってこない。」と記されている。
地震の揺れが収まった直後、停電した暗い部屋で、懐中電灯の光を頼りに呆然と立ち尽くすグレーのパーカーの男性を描いた漫画のコマ。床には本や物が散乱し、埃が舞っている。男性のフキダシには「ハァ……ハァ……」という荒い息遣いが、下部のテキストボックスには「揺れが収まる。日常は見事に破壊され、非日常が足元に広がっていた。だが、私たちは潰されていない。」と記されている。
暗い部屋の中で、グレーのパーカーを着た男性がポータブル電源のボタンを押し、ディスプレイに「POWER ON - 100%」と表示されている様子を描いた漫画のコマ。男性の腕には茶色のトイプードルが抱かれており、男性は「いしが……」「大丈夫だ。大丈夫」とつぶやいている。下部のテキストボックスには「恐怖で凍りついた時間を溶かすのは、「具体的な行動」だけだ。」と記されている。
地震後、停電中の部屋で、ランタンの明かりの下、グレーのパーカーの男性が背の高いタンスを見上げ、「家具固定、やっててよかった…」と安堵している漫画のコマ。足元ではトイプードルが水を飲んでいる。右側のクローズアップコマでは、タンスが「つっぱり棒」と「L字金具」で天井と壁にしっかりと固定されている様子が詳細に描かれている。下部のテキストボックスには、震度6弱の揺れに耐えたのは、数ヶ月前に苦労して取り付けたこれらの器具のおかげだった、という内容が記されている。
地震後、停電中の部屋で、ランタンの明かりの下、グレーのパーカーの男性が背の高いタンスを見上げ、「家具固定、やっててよかった…」と安堵している漫画のコマ。足元ではトイプードルが水を飲んでいる。右側のクローズアップコマでは、タンスが「つっぱり棒」と「L字金具」で天井と壁にしっかりと固定されている様子が詳細に描かれている。下部のテキストボックスには、震度6弱の揺れに耐えたのは、数ヶ月前に苦労して取り付けたこれらの器具のおかげだった、という内容が記されている。
地震後、停電中の部屋で、ランタンの明かりの下、グレーのパーカーの男性が背の高いタンスを見上げ、「家具固定、やっててよかった…」と安堵している漫画のコマ。足元ではトイプードルが水を飲んでいる。右側のクローズアップコマでは、タンスが「つっぱり棒」と「L字金具」で天井と壁にしっかりと固定されている様子が詳細に描かれている。下部のテキストボックスには、震度6弱の揺れに耐えたのは、数ヶ月前に苦労して取り付けたこれらの器具のおかげだった、という内容が記されている。
地震後、停電中の部屋で、ランタンの明かりの下、グレーのパーカーの男性が背の高いタンスを見上げ、「家具固定、やっててよかった…」と安堵している漫画のコマ。足元ではトイプードルが水を飲んでいる。右側のクローズアップコマでは、タンスが「つっぱり棒」と「L字金具」で天井と壁にしっかりと固定されている様子が詳細に描かれている。下部のテキストボックスには、震度6弱の揺れに耐えたのは、数ヶ月前に苦労して取り付けたこれらの器具のおかげだった、という内容が記されている。
目次

あらすじ:震度6弱、その時「家」は凶器に変わるのか?

主人公は、東日本大震災を含む3度の被災経験を持つ男性 。しかし、喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間の性。「10年前のアレに比べれば大丈夫だろう」という慢心がありました 。

しかし、襲ってきたのは震度6弱の激震。

それはもはや「揺れ」ではありませんでした。「地面が生き物のようにうねり、襲いかかってくる」感覚 。重力が消えたかのように立っていることさえできず 、暗闇の中で響き渡る轟音(クラッシュ音)だけが、世界の終わりを想像させます 。

「後悔」は揺れている最中にしかやってこない

激しい揺れの中で主人公の脳裏をよぎったのは、恐怖だけではありません。強烈な「後悔」でした。

「もし、家具を固定していなかったら」「もし、あそこに誰かがいたら」

倒れくる本棚、飛び散るガラス。もし対策をしていなければ、そこは愛犬や家族の命を奪う場所に変わっていたかもしれません。

運命を分けたのは「家の柱」ではなく「数百円の金具」だった

揺れが収まった後、散乱した部屋の中で主人公を救ったもの。それは2つの「備え」でした。

1. 命を守った「家具固定」

震度6弱の揺れに耐え、本棚が凶器にならなかった理由は、家の構造ではありません。数ヶ月前の週末に、汗だくになりながら取り付けた「つっぱり棒」と「L字金具」でした 。

「家具固定、やっててよかった…」 。その安堵は、何物にも代えがたいものでした。

2. 心を守った「ポータブル電源」

停電した暗闇の中で、愛犬は恐怖に震えていました 。そんな極限状態の空気を変えたのが、ポータブル電源です。

スイッチを入れた瞬間、灯る明かり。「POWER ON 100%」の表示。
ただ電気がついただけではありません。「大丈夫だ」と愛犬に声をかけられる余裕が生まれました 。恐怖で凍りついた時間を溶かすのは、具体的な行動(備え)だけなのです 。

教訓:日常は脆い。だからこそ「今」強くする

災害は、ある日突然、私たちの日常を奪いに来ます 。会社に行けば倉庫は地獄のような惨状かもしれません 。それでも、家の中が無事であれば、命と心は守り抜くことができます。

主人公は最後にこう語ります。

「日常は脆い。だからこそ、強くしておかないとな」

あなたの家は今夜、震度6弱に耐えられますか?

その「あとで」は永遠に来ないかもしれません。家具の固定、そして情報の命綱である電源の確保。今週末、あなたの大切な日常を守るために動き出しませんか?

この記事を書いた人

後藤 秀和(ごとう ひでかず)|防災士・株式会社ヒカリネット 代表
福島県で東日本大震災を経験したことをきっかけに、防災士の資格を取得。
被災経験と専門知識をもとに、本当に役立つ防災用品の企画・販売を行っています。
運営するブランド「HIH」は、個人家庭だけでなく企業・団体・学校にも多数導入され、全国の防災力向上に貢献しています。
被災経験者としてのリアルな視点と防災士としての専門性を活かし、安心・安全な備えを提案しています。

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