防災士と学ぶ!扇状地のでき方と暮らしの知恵

防災士と学ぶ!扇状地のでき方と暮らしの知恵
こんにちは。「ふくしまの防災 HIH ヒカリネット」防災士の後藤です。
「扇状地のでき方」って、なんだか懐かしい響きですよね。学生時代に地理で習った記憶はあるけれど、「どうやってできるんだっけ?」と聞かれると、意外とあいまいだったりしませんか。
扇状地がどのようにして形成されるのか、その仕組みは結構ダイナミックなんです。学校では「扇の形に土砂が積もった土地」と習いますが、じゃあ「なぜ扇の形に?」「積もった土砂に違いはあるの?」と考えると、なかなか奥深いですよね。
また、扇状地と三角州の違いや、なぜ扇状地のある場所が果樹園になったり水田になったりするのか、その土地利用の秘密についても気になるところだと思います。
実は、この扇状地のでき方を知っておくことは、その土地の水はけや、時には防災・減災を考える上でのデメリット、つまり土砂災害や洪水の危険性を理解することにも、深くつながっているんです。
この記事では、扇状地のでき方について、中学生の皆さんにも分かるように、できるだけわかりやすく、私たちの暮らしや防災との関わりも交えながら、じっくりお話ししていこうと思います。
- 扇状地ができるダイナミックな仕組み
- 扇状地と三角州の決定的な違い
- 場所によって違う扇状地の土地利用
- 防災士が知っておきたい扇状地の特性
防災士が解説!扇状地のでき方の基本

扇状地って、名前の通り「扇(おうぎ)」の形をしていますよね。でも、どうしてあんなにきれいな形になるんでしょう?自然の力って不思議です。まずは、そのダイナミックな「でき方」の基本から、一歩ずつ見ていきましょう。
扇状地とは?扇の形の土地

扇状地(せんじょうち)というのは、その名の通り、山地と平野の境目、つまり「谷の出口」のところに、川が運んできた土砂が「扇」の形に積もってできた地形のことを指します。
想像してみてください。山あいの急な谷間をものすごい勢いで流れてきた川が、目の前が急に開けた広い平野部に出会う場所です。そんな、地形の「境目」に、扇状地は特有に形成されるんですね。
この「谷の出口」のことを、専門的には「谷口(こくぐち)」と呼びます。ここが、扇状地が作られるすべての起点となる、とても重要な場所なんです。
扇状地ができる仕組みを3段階解説

扇状地のでき方は、上流から下流への一連のプロセス、大きく分けて3つのステップで考えると非常に分かりやすいかなと思います。地球のダイナミックな営みを感じられるプロセスですよ。
ステップ1:侵食(削る)
まず、上流の山地で、川が急な斜面を流れる力で山肌や川底を激しく「削り」ます。これを「侵食(しんしょく)」と呼びます。
特に、上流の山が崩れやすい地質(もろい岩石など)であったり、急な斜面が多かったり、大雨が頻繁に降ったりすると、この「材料」となる土砂(岩、石、砂)が大量に川へと供給されます。扇状地を作るための「材料集め」の段階ですね。
ステップ2:運搬(運ぶ)
侵食によって生じた岩や石、砂などの土砂は、川の急な流れに乗って下流へと「運ばれ」ます。これを「運搬(うんぱん)」と言います。
山の中の川は傾斜が急なので、水の流れるスピード(流速)が速く、重い石をもゴロゴロと転がすほどの強大なエネルギーを持っています。この力で、材料を谷口まで一気に運んでくるわけです。
ステップ3:堆積(捨てる)
そして、いよいよ谷の出口(谷口)から広い平野部に出ます。すると、それまで急だった川底の傾斜が、急にゆるやかになります。これが最大のポイントです。
傾斜がゆるやかになると、川の流れは急激に弱まり(エネルギーを失い)、それまで運んできた重い土砂を「運びきれなく」なります。その結果、一番重い石や砂利から順に、その場に「捨てる」ように積もらせていきます。これを「堆積(たいせき)」と呼びます。
扇状地形成の鍵は「流れの急変」
扇状地ができる一番の本質は、この「傾斜の急変」による流れのエネルギーの急激な低下です。勢いを失った川が、重い荷物(土砂)から順番に手放していくイメージですね。
そして、一か所に土砂が積もると川はその場所の川底が高くなり、流路をふさがれてしまいます。すると川は、より低い場所を求めて、まるで蛇が首を振るように左右に流れを変えます(これを「河道が横に振る」と言います)。
この「土砂を積もらせる」→「流れを変える」というプロセスを、何千年、何万年という非常に長い時間をかけて繰り返すことで、谷口を「かなめ」にした、きれいな扇の形ができていくんです。
扇頂、扇央、扇端の場所と特徴

扇状地は、その「でき方」の結果、場所によって積もる土砂の大きさが規則的に変わってきます。重いものから順に捨てていくわけですから、当然ですよね。これを「分級(ぶんきゅう)」と呼んだりします。
この土の違い(粒の大きさの違い)が、その土地の水はけや、後の土地利用のあり方を決定づける、最も重要な要因になるんですよ。
扇頂(せんちょう)
谷口のすぐ下、扇のかなめ部分です。流れが最初に弱まる場所なので、川が運びきれなくなった最も大きな石(巨礫)や粗い砂利がゴロゴロと不規則に堆積します。水の勢いが最も強い場所であり、洪水や土石流の際には最も危険性が高くなるエリアでもあります。
扇央(せんおう)
扇状地の中央部分、扇の真ん中あたりです。扇頂に大きな石を置いてきた川が、次に運べなくなる「砂や小石(砂礫)」が主に積もるエリアです。特徴は、粒と粒のすき間(間隙)が非常に大きいことです。これが後で説明する「水無川」の秘密につながります。
扇端(せんたん)
扇状地の末端、扇が平野に溶け込む先端部分です。ここまで来ると川の傾斜はほぼゼロに近くなり、流れはほとんど力を失っています。そのため、水に浮遊していたような「非常に細かい砂やシルト、粘土」といった粒子が、ようやく静かに積もる場所です。ここでは粒子のすき間が小さく、水を通しにくくなる傾向があります。
扇央で水が消える?水無川と伏流

扇状地で一番おもしろい、そして特徴的な現象が、この「扇央」で起こるかもしれません。
扇央は、先ほどお話ししたように「砂や小石(砂礫)」でできています。この砂礫層は、粒と粒のすき間がとても大きいんですね。水が通りやすい、巨大なスポンジやザルのような状態を想像してもらうと分かりやすいかと思います。
そのため、地表を流れてきた川の水が、この大きなすき間にどんどん吸い込まれて、地下に潜ってしまうんです。
結果として、地表の川は水が無くなってしまい、川底の石だけが見える「水無川(みずなしがわ)」という状態になることがよくあります。大雨の時しか水が流れない川ですね。栃木県の那須野ヶ原を流れる熊川や蛇尾川(さびがわ)などは、この水無川として非常に有名です。
このように地下に潜って、砂礫層の中を流れるようになった水のことを「伏流水(ふくりゅうすい)」と呼びます。扇状地は、地表だけでなく地下にも巨大な水の流れを隠し持っているんですね。
扇端に水が湧く?湧水帯の理由

では、扇央で地下に消えた「伏流水」はどこへ行ってしまったんでしょうか?
実は、この伏流水は地下の砂礫層(天然のろ過フィルター!)をゆっくりと流れ下り、扇状地の末端、つまり「扇端」で再び地表に姿を現します。まるで隠れていた水が「こんにちは」と顔を出すようです。
これには、主に2つほどの理由が考えられます。
- 地下を流れてきた伏流水の水面(地下水位)が、扇端の低い地表とぶつかる(交差する)ため。
- 扇端に積もった「水を通しにくい粘土層」に伏流水がせき止められ、行き場を失って地表にあふれ出すため。
こうして再び地表に現れた水が「湧水(ゆうすい)」です。扇端にはこの湧水がたくさん見られる「湧水帯(ゆうすいた)」が形成されることが多く、水がとても豊富なエリアになるんですね。
扇状地は「天然のろ過装置」であり「地下ダム」
扇央で地下に染み込んだ水は、砂礫層という天然のフィルターを通過することで、自然にろ過されてキレイになります。そして、その水は地下に大量に蓄えられます。
富山県の黒部川扇状地の末端にある「生地(いくじ)の清水(しょうず)」などは、この典型的な例で、北アルプスの雪解け水などが扇状地で伏流し、ろ過された清らかな水が扇端で湧き出しているものです。扇状地は、私たちに豊かな水の恵みをもたらしてくれる「地下ダム」のような役割も果たしているんですね。
扇状地と三角州の違いを比較

さて、ここでよく混同されがちな「三角州(さんかくす)」との違いをはっきりさせておきましょう。扇状地と三角州は、どちらも川が土砂を積もらせて作る地形で、名前も形も似ているので間違えやすいですが、その「でき方」も「場所」も「性質」も根本的に異なります。
簡単に言うと、川が運ぶ土砂の「仕分けプロセス」のステージが違うんです。「川の一生」に例えると分かりやすいかもしれません。
- ステージ1(扇状地):山から平地に出た「青年期」の川。エネルギーを失い始め、まず「重い荷物(石や砂利)」を捨てる場所。
- ステージ2(氾濫原):「壮年期」の川。緩やかに蛇行しながら「中くらいの荷物(砂やシルト)」を運んだり、洪水の時にばらまいたりする場所。
- ステージ3(三角州):海や湖にたどり着いた「老年期」の川。流れが完全に止まり、「最も軽い荷物(泥や粘土)」を最後に捨てる場所。
この違いを、もう少し詳しく表にまとめてみましょう。
| 比較項目 | 扇状地 (Alluvial Fan) | 三角州 (Delta) |
|---|---|---|
| 形成される場所 | 山地から平野に出る谷の出口 | 川が海や湖に注ぐ河口 |
| 形成メカニズム | 流速の急激な「低下」による堆積 | 流速の「停止」(海・湖への流入)による堆積 |
| 主な堆積物 | 砂礫(砂と石)。粒が大きく粗い。 | 砂・シルト・粘土(砂泥)。粒が非常に細かい。 |
| 地形の傾斜 | やや急(谷口を頂点に傾斜している) | 非常に緩やか(低平な湿地) |
| 水はけ | 非常に良い(水が浸透しやすい) | 非常に悪い(水がたまりやすい湿地) |
| 水文現象 | 扇央に「伏流(水無川)」、扇端に「湧水」 | 湿地、ラグーン(潟)、分流(川が枝分かれする) |
| 主な土地利用 | 果樹園、畑(扇央)、水田(扇端) | 水田、低層の市街地、港湾 |
| 災害リスク | (扇頂部での)土石流、洪水 | 洪水、高潮、液状化(地盤が軟弱なため) |
こうして見ると、同じ「川が土砂を積もらせた地形」でも、まったく違うものだということがよく分かりますね。扇状地は「石や砂利」で水はけが良く、三角州は「泥」で水はけが悪い、というのが決定的な違いです。

扇状地のでき方と暮らし・防災

さて、扇状地のでき方がわかると、今度は「なぜ、その土地がそのように使われているのか」という、人間の暮らしとの関わりが見えてきます。扇状地特有の水はけや水の湧き出す場所が、昔から私たちの生活と深く関わってきたんですね。もちろん、防災の視点も欠かせません。
扇央の土地利用と果樹園の秘密

扇状地の中央部、「扇央」を思い出してください。ここは水が地下に潜ってしまい、「水無川」ができるほど地表が乾燥しやすいエリアでした。
この「水はけが良すぎる」という特性は、たくさんの水を常に必要とする稲作(水田)にはまったく適していません。水を張ろうとしても、ザルのように全部地下に抜けてしまいますからね。歴史的には、水が得にくいため原野のままだったり、水のいらない桑畑(養蚕用)などに利用されたりしてきました。
しかし、この水はけの良さが、ある作物にとっては「最高の環境」となるんです。それが「果樹」でした。
ぶどうや、もも、りんごといった果樹は、根がずっと水に浸かっている湿った土地ではうまく育ちません。根が呼吸できず「根腐れ」を起こしてしまうからです。水はけが良く、適度な傾斜で日当たりも良い扇央は、まさに果樹栽培の適地だったんですね。
山梨県の甲府盆地が、ぶどうやももの一大産地である理由も、この扇状地の地形(水はけ、日照、傾斜)を最大限に活用した結果なんです。
扇端の土地利用と水田が広がる訳

一方、扇状地の末端である「扇端」はどうでしょう。
ここは、扇央で消えた伏流水が「湧水」として再び現れる、水がとても豊富なエリアでした。
人々は昔からこの「豊富で清浄な水」を利用しない手はありません。この水利の良さ(水の得やすさ)を活かして、扇端部には古くから水田(稲作)が広がり、人々が住む集落が発達してきたんです。生活用水にも農業用水にも困りませんからね。
扇状地の土地利用ゾーニング(まとめ)
扇状地は、その「でき方」に起因する水の特性(水利・水はけ)に応じて、以下のように土地利用がはっきりと分かれているのが大きな特徴です。
- 扇頂(谷口):水の勢いが強く危険も。水利の起点(取水口など)。谷口集落。
- 扇央(中央部):水が伏流し地表水に乏しい(水はけが良すぎる) → 畑、果樹園、原野
- 扇端(末端部):伏流水が湧き出し水が豊富(湧水帯) → 水田、集落、市街地
もちろん、これは典型的なモデルで、地域によっては例外もたくさんありますが、基本のパターンとして知っておくと、地形と人間の暮らしのつながりが見えてきて面白いですよ。
日本の扇状地、有名なのはどこ?

日本は山が多く川の流れが急なため、扇状地は全国各地に見られます。特に有名な場所をいくつか紹介しますね。
那須野ヶ原(栃木県)
日本最大級の扇状地の一つです。扇央部の「水無川」(熊川・蛇尾川)が非常に特徴的で、昔は広大な原野が広がる「水のない」不毛の地でした。その水の乏しさを克服するために、明治時代に作られた「那須疎水」は、人間の知恵と努力で扇状地を豊かな土地に変えた、歴史的な大事業ですね。
甲府盆地(山梨県)
先ほども出てきましたが、盆地の周囲、特に釜無川や笛吹川などが作る扇状地群は有名です。扇央での果樹栽培(ぶどう、もも)が非常に盛んなことで知られています。
黒部川扇状地(富山県)
世界有数の急流である黒部川が作った扇状地で、典型的な例としてよく挙げられます。扇央部には中心市街地(黒部市)が位置し、扇端部には豊富な湧水を活かした水田地帯や、農家が点在する「散居村(さんきょそん)」という美しい景観が見られます。
ちょっと変わった扇状地:胆沢(いさわ)扇状地(岩手県)
これも那須野ヶ原と並ぶ日本最大級の扇状地なんですが、胆沢扇状地は「扇央=水が乏しい」という一般的なモデルが当てはまらない、少し特異な例として知られています。
なんと、胆沢扇状地では「扇央部でも水が湧き出す」場所が点在していたそうなんです。そのため、扇央部にも古くから人が住み着き、家が点在する「散居村(さんきょそん)」が形成された一因とも言われています。
これは、胆沢扇状地が単純な一枚の扇状地ではなく、形成年代の異なる複数の扇状地が重なり合った「合成扇状地」であることや、豊かな水量によって形成された「河岸段丘」を伴っていることなど、その複雑な「でき方」の歴史が関係していると考えられます。
扇状地と一口に言っても、地域ごとの地質や歴史によって、本当に個性があるんですね。
防災士が注意する扇状地の危険性

さて、ここまで扇状地の「でき方」や「暮らし」について見てきましたが、防災士の視点からとても重要なことをお伝えしなければなりません。
それは、扇状地が「山から運ばれた土砂が堆積してできた土地」であるという、その成り立ちそのものに潜む危険性です。恵みとリスクは表裏一体なんですね。
危険性1:土石流(扇頂部)
特に、谷の出口である「扇頂」付近は、山地から流れ下る川のエネルギーが集中する場所であり、言わば「土砂の出口」です。大雨や地震によって上流の山が崩れた場合、大量の土砂と水が一体となった土石流が、真っ先に流れ下ってくる危険性が最も高いエリアと言えます。
扇状地は、過去の土石流の堆積物でできている、と言っても過言ではないのです。
危険性2:洪水・河道の変動(扇状地全体)
もう一つは「洪水」のリスクです。扇状地を作った川は、もともと決まった流路を持たず、あちこちに流れを変えながら(これを「河道が横に振る」と言います)土砂を積もらせてきました。つまり、「川が暴れやすい土地」とも言えるんです。
現在、私たちの多くは堤防に守られて生活していますが、もしその堤防を越えるような(計画を超える)大洪水が発生したり、堤防が決壊したりした場合、川は昔の流路を思い出すかのように、扇状地全体に水があふれ出す(氾濫する)可能性もゼロではありません。
お住まいの場所の「ハザードマップ」を必ず確認しましょう
もし、ご自身やご親戚が扇状地やその周辺にお住まいの場合、防災の観点から、その土地がどのようなリスクを抱えているかを知っておくことが非常に重要です。
ぜひ、お住まいの自治体が公表している「ハザードマップ」を必ず確認してください。(出典:国土交通省ハザードマップポータルサイト)
ハザードマップを見れば、ご自身の地域がどのような災害リスクを抱えているか、一目でわかるようになっています。
- 土砂災害警戒区域(イエローゾーン)や土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されていないか。
- 洪水浸水想定区域(川が氾濫した場合に浸水が想定されるエリア)に入っていないか。
これらを確認し、もしリスクのある場所であれば、大雨の際には「土砂災害警戒情報」や「避難指示」などの情報に注意し、「自分は大丈夫」と思わずに早め早めの避難行動をとることが、何よりも命を守ることにつながります。
ハザードマップの詳しい見方や活用法については、お住まいの自治体の公式ウェブサイトや窓口でご確認くださいね。
まとめ:扇状地のでき方を知る大切さ

今回は、「扇状地のでき方」をテーマに、その仕組みから暮らし、そして防災まで、少し掘り下げてお話ししてきました。
扇状地は、単に「扇の形をした土地」というだけではありませんでしたね。
「川のエネルギーの急変」という物理現象によって土砂が「分級」され、その結果として特有の「水の循環(伏流と湧水)」が生まれ、その水循環に合わせて「人間の暮らし(土地利用)」が最適化されてきた、非常にダイナミックで合理的な場所だということがお分かりいただけたかなと思います。
そして、その「でき方」は、そのまま土石流や洪水といった防災上のリスクとも直結しています。
ご自身の住む土地の「でき方(成り立ち)」を知ることは、その土地の恵みと、もしもの時のリスクの両方を理解することにつながります。ぜひ、この機会に、身の回りの地形にも少しだけ目を向けてみてくださいね。

