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東日本大震災を小学生向けに解説: あの日、何が起きたか

東日本大震災 小学生向け解説: あの日、何が起きたかのアイキャッチ画像(HIH防災理科)


東日本大震災を小学生向けに解説: あの日、何が起きたか

「東日本大震災ひがしにほんだいしんさい 小学生しょうがくせい向むけ」のこの記事では、あの日何ひなにが起おきたかを分わかりやすく解説かいせつします。2011年ねん3月がつ11日にちの午後ごご、巨大きょだいな地震じしんはいつ起おきたか、そしてどこで起おきたのか、気きになりますよね。なぜあんなに大おおきな地震じしんが起おこったのか、そのメカニズムから、津波つなみってどうしておこるのか、その仕組しくみもお伝つたえします。また、どんな被害ひがいがあったのかという事実じじつや、そのとき人ひと々はどう行動こうどうしたのかという教訓きょうくん的てきな事例じれいにも触ふれます。これらの経験けいけんから東日本大震災ひがしにほんだいしんさいから学まなんだことは、あの日ひをわすれず、備そなえることから未来みらいを守まもるためにとても大切たいせつです。ぜひ、おうちの人ひとと話はなしてみようというきっかけにしてください。

東日本大震災を小学生向けに解説: あの日、何が起きたか

東日本大震災について、小学生の皆さんが抱く疑問に防災士が答えます。 M9.0の巨大地震や津波の恐ろしさ、原発事故の事実を分かりやすく解説。釜石の奇跡に見る命を守る行動の教訓を紹介し、防災意識を高める東日本大震災小学生向け完全ガイドです。

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目次

この記事を読むことでわかること

  • 東日本大震災ひがしにほんだいしんさいの発生日時はっせいびじや規模きぼ、そして被害ひがいの全容ぜんようについて理解りかいが深ふかまる
  • 津波つなみや巨大きょだい地震じしんが発生はっせいしたメカニズムを平易へいいな言葉ことばで把握はあくできる
  • 災害時さいがいじに命いのちを守まもるための避難ひなんの教訓きょうくんや、当時とうじの人ひと々の行動こうどうを学まなべる
  • これから私わたしたちが災害さいがいに備そなえるための具体ぐたい的てきな方法ほうほうがわかる

東日本大震災を小学生向けに何が起きたか知ろう

ひかりBOSAI・イメージ

  • 大地震おおじしんはいつ起おきたか知しろう
  • どこで起おきたのか、震源地しんげんちと規模きぼ
  • なぜあんなに大おおきな地震じしんが起おこった?
  • どんな被害ひがいがあったのか数字すうじで確認かくにん
  • 津波つなみの恐おそろしさとその高たかさを学まなぼう
  • 忘わすれてはいけない原発げんぱつ事故じことは

大地震おおじしんはいつ起おきたか知しろう

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東日本大震災ひがしにほんだいしんさいを引ひき起おこした地震じしんは、正式せいしきには「平成へいせい23年ねん(2011年ねん)東北地方太平洋沖地震とうほくちほうたいへいようおきじしん」という名前なまえです。この地震じしんが発生はっせいしたのは、平成へいせい23年ねん3月がつ11日にち(金きん)の午後ごご2時じ46分ふんでした。

多おおくの人ひとが学校がっこうや会社かいしゃにいる平日へいじつの午後ごごに、非常ひじょうに大おおきな揺ゆれが突然とつぜん襲おそってきたのです。この地震じしんによる揺ゆれはとても広ひろく、東北地方とうほくちほうだけでなく、関東地方かんとうちほうでも大おおきな揺ゆれを感かんじました。

日本国内にほんこくないで観測かんそくされた最もっとも大おおきな揺ゆれは、宮城県栗原市みやぎけんくりはらしで観測かんそくされた「震度しんど7」です。

【震度しんど7の揺ゆれの大おおきさ】

気象庁きしょうちょうの情報じょうほうによると、震度しんど7というのは、立たっていることができず、はうようにしないと動うごくことができないほどの揺ゆれです。屋内おくないでは固定こていしていない家具かぐのほとんどが移動いどうしたり、倒たおれたり、飛とんだりすることもあります。つまり、命いのちを守まもるためにすぐ行動こうどうしなければ、家具かぐの下敷したじきになる危険きけんがあるほどの激はげしい揺ゆれだとされています。

どこで起おきたのか、震源地しんげんちと規模きぼ

この巨大きょだいな地震じしんの震源地しんげんちは、東北地方とうほくちほうの沖合おきあいにある三陸沖さんりくおきの約やく130km付近ふきんで、深ふかさはおよそ24kmでした。海うみの下した、プレートと呼よばれる大おおきな岩盤がんばんがぶつかり合あっている場所ばしょで起おきた「海溝型地震かいこうがたじしん」です。

この地震じしんの規模きぼは、マグニチュード(M)で表あらわすと、M9.0という非常ひじょうに大おおきなものでした。これは、日本にほんで地震じしんの観測かんそくが始はじまって以来いらい、観測史上かんそくしじょう最大さいだいの規模きぼです。

マグニチュード9.0の地震じしんは、1900年ねん以降いこう世界せかいでも4番目ばんめの規模きぼの地震じしんでした。地震じしんのエネルギーがどれほど大おおきかったか想像そうぞうできますね。

東北地方太平洋沖地震とうほくちほうたいへいようおきじしんによる災害さいがいと、それに伴ともなう原子力発電所げんしりょくはつでんしょ事故じこによる災害さいがいをまとめて、「東日本大震災ひがしにほんだいしんさい」と呼よんでいます。

なぜあんなに大おおきな地震じしんが起おこった?

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地球ちきゅうの表面ひょうめんは、いくつかの大おおきなプレートという岩盤がんばんに分わかれていて、それらが少しずつ動うごいたり、ぶつかり合あったりしています。日本にほんの周辺しゅうへんでは、海うみのプレートが陸りくのプレートの下したに沈しずみ込こんでいます。このとき、陸りくのプレートが引ひきずり込こまれ、限界げんかいに達たっして跳はね上あがると地震じしんが発生はっせいします。

多おおくの地震じしんは、プレート境界きょうかいの深ふかい場所ばしょで起おこると想定そうていされていました。しかし、この東日本大震災ひがしにほんだいしんさいでは、プレート境界きょうかいの浅あさい部分ぶぶんも同時どうじに大おおきくずれ動うごいたことが、M9.0という想定そうていを超こえる巨大きょだいな地震じしんになった理由りゆうだと考かんがえられています。

巨大きょだい地震じしんが発生はっせいする場所ばしょは、過去かこの地震じしんの記録きろくからある程度ていど予測よそくされていましたが、東日本大震災ひがしにほんだいしんさいの震源域しんげんいきは過去かこ数百すうひゃく年ねんの地震じしん発生はっせい履歴りれきから予想よそうされていなかった範囲はんいまで広ひろがってしまいました。そのため、従来じゅうらいの防災対策ぼうさいたいさくでは間まに合あわないほどの大おおきな津波つなみが発生はっせいしました。

どんな被害ひがいがあったのか数字すうじで確認かくにん

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東日本大震災ひがしにほんだいしんさいでは、地震じしんの揺ゆれによる被害ひがいだけでなく、その後あとに押おし寄よせた津波つなみによって、とても大おおきな被害ひがいが生しょうじてしまいました。ここでは、被害ひがいの大おおきさを数字すうじで確認かくにんしてみましょう。

甚大じんだいな人的被害じんてきひがいと建物たてもの被害ひがい

とくに津波つなみの被害ひがいが大おおきかった岩手県いわてけん、宮城県みやぎけん、福島県ふくしまけんの沿岸部えんがんぶを中心ちゅうしんに、多おおくの命いのちが失うしなわれ、多おおくの家いえが壊こわれました。

被害ひがいの分類ぶんるい詳細しょうさい人数にんずう・棟数とうすう
人的被害じんてきひがい死者ししゃ19,747名めい
人的被害じんてきひがい行方不明者ゆくえふめいしゃ2,556名めい
人的被害じんてきひがい負傷者ふしょうしゃ6,242名めい
建物たてものの被害ひがい全壊ぜんかい(全部ぜんぶ壊こわれた)122,005棟とう
建物たてものの被害ひがい半壊はんかい(半分はんぶん壊こわれた)283,156棟とう
建物たてものの被害ひがい一部いちぶ破損はそん(一部いちぶ壊こわれた)749,732棟とう

これらの数字すうじは、多おおくの人ひとの生活せいかつが突然とつぜん壊こわされてしまったという事実じじつを物語ものがたっています。(参照さんしょう:緊急災害対策本部資料きんきゅうさいがいたいさくほんぶしりょう)

津波つなみの恐おそろしさとその高たかさを学まなぼう

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東日本大震災ひがしにほんだいしんさいの被害ひがいの約やく9割わりは、地震じしんの揺ゆれではなく、津波つなみによるものだといわれています。亡なくなった人ひとの90%以上いじょうが津波つなみによる溺死できしと確認かくにんされていることから、津波つなみの脅威きょういがどれほど大おおきかったかがわかります。

津波つなみのスピードと高たかさ

津波つなみは私わたしたちが普段ふだん海うみで見みる波なみとは違ちがい、「海うみそのものが動うごく」ような強つよい力ちからを持もっています。海うみの深ふかい場所ばしょでは、ジェット機きと同おなじくらいの速はやさ(時速じそく約やく800km)で伝つたわります。浅あさい場所ばしょに近ちかづくとスピードは落おちますが、それでも時速じそく約やく40km(車くるまと同おなじくらい)の速はやさで陸りくに向むかってきます。そのため、見みてから逃にげ始はじめては間まに合あわないのです。

【観測かんそくされた津波つなみの高たかさ】

津波つなみは場所ばしょによって山やまをかけ上あがり、非常ひじょうに高たかくなりました。観測かんそくされた主おもな高たかさは次つぎの通とおりです。

  • 宮城県女川漁港みやぎけんおながわぎょこうでの津波痕跡つなみこんせき:14.8m
  • 福島県相馬ふくしまけんそうまでの観測かんそく:9.3m以上いじょう
  • 岩手県宮古いわてけんみやこでの観測かんそく:8.5m以上いじょう

また、宮城県牡鹿半島みやぎけんおしかはんとうは、地震じしんにより水平すいへい方向ほうこうに約やく5.3m移動いどうし、約やく1.2mも沈降ちんこうしました。地盤じばんが沈しずんだため、わずかな津波つなみでも浸水しんすいしやすくなってしまったのです。

津波つなみによる浸水しんすい範囲はんいの合計ごうけいは、約やく561㎢にもなり、これは山手線やまのてせんの内側うちがわの面積めんせきの約やく9倍ばいという広大こうだいな範囲はんいでした。津波つなみは想像そうぞうを遥はるかに超こえる高たかさと速はやさで、内陸ないりく深ふかくまで押おし寄よせたという事実じじつをわすれないことが大切たいせつです。

忘わすれてはいけない原発げんぱつ事故じことは

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東日本大震災ひがしにほんだいしんさいでは、地震じしんと津波つなみによる被害ひがいに加くわえて、福島県双葉郡ふくしまけんふたばぐんにある東京電力福島第一原子力発電所とうきょうでんりょくふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょで、非常ひじょうに深刻しんこくな事故じこが発生はっせいしました。巨大きょだいな津波つなみによって発電所はつでんしょのすべての電源でんげん系統けいとうが壊こわれてしまったことが原因げんいんです。

電気でんきが止とまったことで、原子炉げんしろを冷ひやすことができなくなり、燃料ねんりょうが溶とけ落おちる「炉心溶融ろしんようゆう」や「水素爆発すいそばくはつ」が発生はっせいしてしまいました。この事故じこは、国際こくさい的てきな評価ひょうか尺度しゃくどで最もっとも深刻しんこくな「レベル7」とされています。

【原発げんぱつ事故じこの影響えいきょうと注意点ちゅういてん】

この事故じこにより、放射性物質ほうしゃせいぶっしつが広範囲こうはんいにまき散ちらされ、多おおくの自治体じちたいで住民じゅうみんが避難ひなんを余儀よぎなくされました。一時的いちじてきに避難ひなんした人ひとは最大さいだい時じで12万まん人にんにも上のぼると推定すいていされています。原子力発電所げんしりょくはつでんしょの事故じこは、数十年すうじゅうねん単位たんいで影響えいきょうが残のこる非常ひじょうに大おおきな災害さいがいです。私わたしたちは、この経験けいけんから原子力げんしりょくと災害さいがいリスクについて深ふかく考かんがえ続つづける必要ひつようがあります。

この複合的ふくごうてきな災害さいがいは、地震じしん、津波つなみ、そして原発げんぱつ事故じこという、複数ふくすうの脅威きょういが同時どうじに襲おそいかかってきた、非常ひじょうにまれなケースでした。

命を守る!東日本大震災を小学生向けに伝える教訓

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  • 避難生活ひなんせいかつでの大変たいへんだったこと
  • そのとき人ひと々はどう行動こうどうしたのか
  • 東日本大震災ひがしにほんだいしんさいから学まなんだこと
  • これから私わたしたちが備そなえるべきこと
  • 東日本大震災ひがしにほんだいしんさい 小学生しょうがくせい向むけに伝つたえる防災ぼうさいの未来みらい

避難生活ひなんせいかつでの大変たいへんだったこと

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地震じしんや津波つなみで自宅じたくが壊こわれたり、危険きけんになったりした人ひと々は、主おもに自宅じたくの近ちかくにある学校がっこうなどに設もうけられた「避難所ひなんじょ」で生活せいかつをしました。この避難所ひなんじょでの生活せいかつは、非常ひじょうに不自由ふじゆうで大変たいへんなものでした。

止とまってしまったライフライン

震災しんさい後ご、私わたしたちの生活せいかつに欠かかせない電気でんき、ガス、水道すいどう、通信つうしんなどのライフラインがストップしてしまいました。電気でんきが点つかないため夜よるは真まっ暗くらになり、テレビも見みられず、携帯電話けいたいでんわの充電じゅうでんもできません。3月がつの寒さむい時期じきだったため、暖房器具だんぼうきぐが使つかえないことも大おおきな問題もんだいでした。

水みずが出でないため、飲のみ水みずやトイレ、お風呂ふろ、炊事すいじなどに使つかう水みずを求もとめて、給水車きゅうすいしゃには非常ひじょうに長ながい行列ぎょうれつ(長蛇ちょうだの列れつ)ができました。また、道路どうろや港みなと、空港くうこうが壊こわれたため、食たべ物ものや飲のみ物もの、ガソリンなどの物資ぶっしの不足ふそくも深刻しんこくでした。製油所せいゆじょが被災ひさいしたため、ガソリンが不足ふそくし、自治体じちたいの緊急車両きんきゅうしゃりょうの燃料ねんりょうまで足たりなくなる事態じたいになったのです。

【避難所ひなんじょでの助たすけ合あい】

避難所ひなんじょでは、大人おとなだけでなく子供こどもたちも、力仕事ちからしごとや掃除そうじの手伝てつだいをするなど、避難所ひなんじょのみんなを助たすけようと行動こうどうする姿すがたが見みられました。困難こんなんな状況じょうきょうの中なかで、年齢ねんれいに関かんわらず協力きょうりょくし合あうことが大切たいせつであることを教おしえてくれます。

そのとき人ひと々はどう行動こうどうしたのか

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東日本大震災ひがしにほんだいしんさいでは、多おおくの方かたが災害さいがいの脅威きょういに直面ちょくめんしましたが、一方いっぽうで、多おおくの命いのちが救すくわれた感動かんどう的てきな事例じれいもたくさんあります。

「釜石かまいしの奇跡きせき」に学まなぶ

岩手県釜石市いわてけんかまいししでは、津波つなみによって大おおきな被害ひがいを受うけた町まちにもかかわらず、ほとんどの小しょう・中学生ちゅうがくせいが無事ぶじに避難ひなんすることができました。これは「釜石かまいしの奇跡きせき」と呼よばれています。

地震じしん発生はっせい後ご、中学生ちゅうがくせいが「津波つなみだ、逃にげろ!」と叫さけびながら高台たかだいを目指めざし、それ見みた小学生しょうがくせいも続つづいて走はしり始はじめました。彼らは日頃ひごろの訓練くんれんで避難ひなんする場所ばしょ(高台たかだい)にたどり着ついた後あとも、周まわりの人ひとからのアドバイスや自分じぶんたちの判断はんだんで、「もっと高たかい場所ばしょへ」と何段なんだん階かいにもわたって避難ひなんを続つづけたのです。泣なきじゃくる小学生しょうがくせいの手てを引ひいて励はげます中学生ちゅうがくせいの姿すがたも見みられ、リーダーシップと冷静れいせいな判断はんだんが命いのちを救すくいました。

この経験けいけんは、「津波つなみてんでんこ」という教おしえの通とおり、「自分じぶんの命いのちは自分じぶんで守まもる」という強つよい意識いしきと、周まわりの人ひとを助たすけようという行動力こうどうりょくがいかに大切たいせつかを教おしえてくれます。

世界中せかいじゅうからの支援しえん「トモダチ作戦さくせん」

このような状況じょうきょうの中なか、日本中にほんじゅう、そして世界中せかいじゅうから温あたたかい応援おうえんメッセージや支援物資しえんぶっし、医療いりょう支援しえんが寄よせられました。例えば、アメリカ軍ぐんは「トモダチ作戦さくせん」と名付なづけた大だい規模きぼな支援しえん活動かつどうを実施じっししました。行方不明者ゆくえふめいしゃの捜索そうさくや、壊こわれてしまった仙台空港せんだいくうこうの復旧ふっきゅう支援しえんなど、多岐たきにわたる活動かつどうが行おこなわれ、被災地ひさいちを支ささえてくれました。

東日本大震災ひがしにほんだいしんさいから学まなんだこと

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この巨大きょだいな災害さいがいの経験けいけんから、日本にほんは多おおくの教訓きょうくんを得えました。最もっとも重要じゅうようなことは、「想定外そうていがいは起おこる」ということを知しり、従来じゅうらいの備そなえでは不十分ふじゅうぶんであると認識にんしきしたことです。

防災体制ぼうさいたいせいの強化きょうかと法整備ほうせいび

津波つなみによる被害ひがいを教訓きょうくんとして、以前いぜんの法律ほうりつよりも幅広はばひろい津波つなみに備そなえられるように「津波防災地域つなみぼうさいちいきづくりに関かんする法律ほうりつ」が制定せいていされました。国くにや自治体じちたいは、防災ぼうさい拠点きょてんの耐震たいしん性能せいのうを向上こうじょうさせたり、避難場所ひなんばしょを津波つなみの脅威きょういを考慮こうりょして選えらんだりするなど、地域ちいき全体ぜんたいの防災体制ぼうさいたいせいを強化きょうかしています。

企業きぎょうにおいても、地震じしんや津波つなみ、原発げんぱつ事故じこといった複数ふくすうの災害さいがいが同時どうじに発生はっせいした場合ばあいでも事業じぎょうを継続けいぞくできるようにする「BCP(事業継続計画じぎょうけいぞくけいかく)」の活用かつようが重要視じゅうようしされるようになりました。

また、東日本大震災ひがしにほんだいしんさいでは通信つうしん基地局きちきょくの損壊そんかいなどで電話でんわが通とおじない事態じたいが長ながく続つづきました。そのため、災害時さいがいじに関係かんけい各所かくしょと連携れんけいするために、通信手段つうしんしゅだんを複数ふくすう用意よういする「多重化たじゅうか」が必須ひっすの防災対策ぼうさいたいさくの一ひとつだと学まなんでいます。

これから私わたしたちが備そなえるべきこと

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東日本大震災ひがしにほんだいしんさいの教訓きょうくんを未来みらいに生いかすためには、「もしも」の時ときにすぐに動うごけるよう、日頃ひごろから準備じゅんびしておくことがとても大切たいせつです。

ハザードマップで危険きけんを知しる

まずは、自分じぶんたちが住すんでいる地域ちいきで「どんな災害さいがいが起おこる可能性かのうせいがあるのか」を知しることが重要じゅうようです。各自治体かくじちたいから配付はいふされるハザードマップには、津波つなみの浸水しんすいが予想よそうされるエリアや、安全あんぜんな避難場所ひなんばしょが記しるされています。おうちの人ひとと一緒いっしょに確認かくにんし、避難場所ひなんばしょといくつかの避難経路ひなんけいろをチェックしておきましょう。川沿かわぞいの道みちは津波つなみがさかのぼってくる危険きけんがあるため、避難経路ひなんけいろには選えらばないようにしてください。

【命いのちを守まもる3つの行動こうどう】

津波つなみから命いのちを守まもるためには、地震じしんを感かんじたら次つぎの3つの行動こうどうを迷まよわず実行じっこうしてください。

  1. すぐに行動こうどうする: 「津波つなみてんでんこ」の精神せいしんで、まわりの人ひとにとらわれず、自分じぶんの命いのちを守まもるためにすぐに逃にげる。
  2. 高たかい場所ばしょへ逃にげる: 逃にげるときは高たかさを優先ゆうせんし、高台たかだいや津波避難つなみひなんビルなど、近ちかくの最もっとも高たかい場所ばしょへ向むかう。
  3. 絶対ぜったいに戻もどらない: 忘わすれ物ものを取とりに家いえに戻もどるのは絶対ぜったいに危険きけん。警報けいほうや避難指示ひなんしじが解除かいじょされるまで安全あんぜんな場所ばしょで待まつ。

防災ぼうさいグッズの準備じゅんびと家族かぞく会議かいぎ

水みずや食料しょくりょう、懐中電灯かいちゅうでんとう、簡易かんいトイレなど、避難ひなんした後あとに役立やくだつ防災ぼうさいグッズを準備じゅんびすることも大切たいせつです。また、家族かぞくがバラバラの場所ばしょにいるときに地震じしんが起おきた場合ばあい、どこに避難ひなんするか、どうやって連絡れんらくを取とり合あうかを家族かぞくで話はなし合あって決きめておくと安心あんしんです。スマートフォンを持もっている人ひとは、地震じしんや津波つなみの情報じょうほうがすぐに届とどく防災ぼうさいアプリを活用かつようする習慣しゅうかんをつけましょう。

東日本大震災を小学生向けに伝える防災の未来

東日本大震災ひがしにほんだいしんさいの経験けいけんは、私わたしたちがこれからも安全あんぜんに暮くらしていくための大切たいせつな教訓きょうくんとなりました。この経験けいけんを忘わすれず、未来みらいに生いかすために、この記事でお伝つたえした要点ようてんをもう一度いちど確認かくにんしましょう。

  • 東日本大震災ひがしにほんだいしんさいは2011年ねん3月がつ11日にち午後ごごに発生はっせいした観測史上かんそくしじょう最大さいだいの地震じしんだった
  • 震源地しんげんちは三陸沖さんりくおきで、想定そうていを超こえる浅あさいプレートのずれが巨大きょだい地震じしんを引ひき起おこした
  • 死者ししゃの90%以上いじょうが津波つなみによる溺死できしであり、津波つなみの脅威きょういが最大さいだいであった
  • 津波つなみは時速じそく約やく40km(車くるま並なみ)の速はやさで押おし寄よせ、見みてから逃にげると間まに合あわない
  • 宮城県女川漁港みやぎけんおながわぎょこうでは14.8mの津波痕跡つなみこんせきが確認かくにんされている
  • 福島第一原発ふくしまだいいちげんぱつでは津波つなみによる全ぜん電源でんげん喪失そうしつで炉心溶融ろしんようゆうなどの大事故おおじこが発生はっせいした
  • 電気でんき、ガス、水道すいどうなどのライフラインが止とまり、避難所ひなんじょでの生活せいかつは非常ひじょうに困難こんなんを極きわめた
  • 道路どうろや港みなとの破損はそんにより、食料しょくりょうやガソリンなどの物資ぶっし不足ぶそくが深刻化しんこくかした
  • 釜石市かまいししでは中学生ちゅうがくせいがリーダーシップをとり、多段ただん階避難かいひなんで多おおくの命いのちが救すくわれた
  • 「津波つなみてんでんこ」の教おしえは、自分じぶんの命いのちを自分じぶんで守まもる行動こうどうの大切たいせつさを示しめす
  • アメリカ軍ぐんによる「トモダチ作戦さくせん」など、世界中せかいじゅうから多おおくの支援しえんが寄よせられた
  • この震災しんさいを教訓きょうくんに、より強つよい津波つなみに備そなえる法整備ほうせいびや地域ちいき防災ぼうさい計画けいかくが進すすめられた
  • 私わたしたちは日頃ひごろからハザードマップを確認かくにんし、避難場所ひなんばしょと経路けいろを決きめておく必要ひつようがある
  • 防災ぼうさいグッズの準備じゅんびと、離はなれた時ときの連絡れんらく方法ほうほうを家族かぞくで話はなし合あうことが大切たいせつである
  • 東日本大震災ひがしにほんだいしんさい 小学生しょうがくせい向むけに、命いのちを守まもるための知識ちしきを伝つたえ続つづけることが防災ぼうさいの未来みらいとなる

この記事を書いた人

後藤 秀和(ごとう ひでかず)|防災士・株式会社ヒカリネット 代表
福島県で東日本大震災を経験したことをきっかけに、防災士の資格を取得。
被災経験と専門知識をもとに、本当に役立つ防災用品の企画・販売を行っています。
運営するブランド「HIH」は、個人家庭だけでなく企業・団体・学校にも多数導入され、全国の防災力向上に貢献しています。
被災経験者としてのリアルな視点と防災士としての専門性を活かし、安心・安全な備えを提案しています。

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