内水氾濫と外水氾濫の違いを防災士がわかりやすく解説

内水氾濫と外水氾濫の違いを防災士がわかりやすく解説
こんにちは。「ふくしまの防災 HIH ヒカリネット」防災士の後藤です。
「ニュースで内水氾濫とか外水氾濫って言葉をよく聞くけど、正直ちゃんとわかっていない」という方、けっこう多いんじゃないかなと思います。私自身も防災を深く学ぶ前は、洪水・浸水・冠水・氾濫、この辺の言葉が全部ごちゃまぜになっていました。
2011年の東日本大震災を福島で経験して以来、地震だけでなく水害についても真剣に向き合うようになりました。実は近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯の影響で、これまで水害とは無縁だと思われていた地域でも都市型水害が発生するようになっています。内水氾濫と外水氾濫が同時発生するケースも増えていて、どちらが危ないか、どうすればいいのか、きちんと整理して知っておくことが本当に大切だと感じています。
この記事では、内水氾濫と外水氾濫の違いをベースに、床上浸水・床下浸水の意味、ハザードマップの使い分け、垂直避難やマイタイムラインの考え方、そして水のうを使った具体的な浸水対策まで、できるだけわかりやすくお伝えします。ぜひ最後まで読んでみてください。
- 内水氾濫と外水氾濫それぞれが起こる仕組みと根本的な違い
- どちらがより危険か、被害の特徴と近年の発生事例の比較
- 内水ハザードマップと洪水ハザードマップの違いと正しい活用方法
- 垂直避難・マイタイムライン・水のうなど今すぐ実践できる備えと行動
内水氾濫と外水氾濫の違いとは

まず基礎的なところから整理しましょう。「内水」「外水」という言葉は、水害の発生源がどこにあるのかを示しています。ここでは洪水・氾濫・浸水・冠水・越水・決壊といった混同されやすい用語を一つひとつ丁寧に整理しながら、内水氾濫と外水氾濫それぞれの特徴と、両者を分ける根本的な違いを解説していきます。
洪水・氾濫・浸水・冠水の違い

ニュースや気象情報でよく耳にするこれらの言葉、似ているようで実はそれぞれ意味が違います。混乱したまま使っていると、いざというときに情報を正しく判断できないことがあるので、ここで整理しておきましょう。
洪水(こうずい)
気象庁では、洪水を「河川の水位や流量が異常に増大し、河川敷内に水があふれること、または堤防等から河川敷の外側に水があふれること」としています。つまり、河川敷の中にあふれている段階も、堤防を越えて市街地に流れ込んでいる段階も、どちらも洪水という言葉に含まれます。一般的に「大雨で川があふれる現象」のイメージに近い言葉です。
洪水がなぜ起こるのか、もう少し詳しく知りたい方は、洪水はなぜ起こる?原因を簡単に解説の記事もあわせてご覧ください。
氾濫(はんらん)
「河川の水がいっぱいになってあふれ出すこと」を指し、洪水という大きな現象の中の一形態です。内水氾濫・外水氾濫、どちらにも使います。つまり氾濫は洪水より少し狭い意味合いで、「実際に水があふれた」という状態を表すイメージです。
浸水(しんすい)
建物・住宅・車などに水が入り込んだ状態を指します。「床上浸水」「床下浸水」という形で使われることが多く、建物への被害を示す言葉として使われます。
冠水(かんすい)
道路や農地などの地表面が水に覆われた状態です。「道路が冠水している」のように、主に屋外の地面・道路が対象になります。冠水した道路はとても危険で、足を取られたりマンホールの蓋が外れていたりすることがあります。
まとめると、「洪水・氾濫」は水があふれる現象、「浸水」は建物に水が入った状態、「冠水」は地面・道路が水に覆われた状態というイメージで整理するとわかりやすいです。
越水・決壊・溢水とは何か

外水氾濫を理解するうえで欠かせない用語が、越水・決壊・溢水です。ニュースで堤防の映像が流れるとき、この3つのどの状態にあるのかを知っているだけで、危険度の判断が変わります。
越水(えっすい)
河川の水位が上昇し、堤防の頂上(天端)を水が越え始める現象です。堤防そのものはまだ崩壊していない段階ですが、越水が続くと堤防が侵食されていき、やがて決壊につながります。越水が始まったらすでに危険な状態と考えてください。
決壊(けっかい)
堤防が物理的に崩壊する現象です。越水による侵食・堤防内への水の浸透・川底が削られる「洗掘(せんくつ)」などによって起きます。決壊が発生すると大量の水が一気に市街地へ流れ込み、最も甚大な被害をもたらします。2015年の鬼怒川決壊や2020年の球磨川氾濫のような大規模水害の多くが、この決壊によるものです。
溢水(いっすい)
溢水は広く「水があふれること」を指す言葉で、文脈によっては越水に近い意味で使われることもあります。ただし行政文書や現場の状況によって使われ方が異なるため、どの文書でどういう意味で使われているかを確認するようにしてください。
注意:越水・決壊・溢水は外水氾濫(河川の水があふれる)の話です。内水氾濫(下水道が処理しきれず地上にあふれる)とは原因が異なります。
床上浸水と床下浸水の違い

水害被害のニュースでよく聞く「床上浸水○○棟」「床下浸水○○棟」という表現。この2つは被害の深刻さに大きな差があります。
| 種類 | 状態 | 被害の程度 | 後処理 |
|---|---|---|---|
| 床上浸水 | 床の高さを超えて室内に水が入った状態 | 家財・家電・設備への被害が深刻。場合によっては建物自体の損傷も | 大規模な清掃・消毒・修繕が必要。保険申請も検討を |
| 床下浸水 | 床板の下(基礎部分)まで水が浸入した状態 | 床上浸水よりは軽微だが、放置するとカビや腐食が発生 | 消毒は必須。乾燥・換気を徹底すること |
特に内水氾濫の場合、浸水してくる水は下水が混じった不衛生な水であることが多いです。床下浸水であっても「大したことない」と放置せず、必ず消毒してください。清掃の際は防護手袋・長靴・マスクの着用をお願いします。
都市型水害が発生する仕組み

「都市型水害」とは、主に内水氾濫によって都市部で起きる水害のことを指します。川から遠い場所でも突然浸水する、あの現象です。なぜ都市部でこれが起きやすいのかというと、地面の性質に大きな関係があります。
農地や森林では、降った雨は地面に染み込んでゆっくり流れます。ところが、アスファルトやコンクリートで覆われた都市部では、雨が地面に浸透できず、ほぼすべてが一気に下水道や排水路に流れ込みます。農耕地の雨水流出率が約0.5なのに対し、都市部は0.8〜0.9と言われており、同じ量の雨でも都市では排水への負荷が何倍にもなるわけです。
さらに、以下のような地形・環境では特に内水氾濫リスクが高まります。
- 標高が低い土地(後背低地・旧河道・ゼロメートル地帯・干拓地)
- 周囲より低くなっているくぼ地・谷状の地形
- 地盤沈下が進んでいるエリア
- 地下室・地下街・アンダーパス(道路の立体交差の低い側)
- 過去に池・沼・田んぼだった場所を造成・市街化したエリア
「昔、この辺は田んぼだったんだよ」という土地は、今でも水が集まりやすい地形のままであることが多いです。古地図や自治体の地形図で過去の土地利用を確認してみることをおすすめします。
内水と外水どちらが危険か

「内水氾濫と外水氾濫、どちらが怖いの?」という質問はよく受けます。答えは「目的によって異なる」なのですが、ざっくりとした特徴は以下の通りです。
| 比較項目 | 内水氾濫 | 外水氾濫 |
|---|---|---|
| 発生原因 | 排水機能の処理限界超過 | 河川の増水・堤防の越水・決壊 |
| 発生場所 | 川から遠い場所でも起きる | 主に河川沿いのエリア |
| 水の進行 | じわじわとゆっくり | 急速(一気に大量流入) |
| 人命への危険度 | 比較的低め | 高い(家屋倒壊・流出のリスクあり) |
| 被害の傾向 | 浸水棟数の割合が高くなりやすい | 1棟あたりの被害額が甚大になりやすい |
| 予測しやすさ | 難しい(ゲリラ豪雨は突発的) | 台風など事前予測がある程度可能 |
| 復旧期間 | 比較的短い | 土砂撤去など長期化しやすい |
国土交通省などの資料では、集計期間や条件によって差はありますが、一般に浸水棟数は内水氾濫の割合が高く、被害額は外水氾濫の割合が大きい傾向があります。つまり「頻度は内水、規模は外水」とイメージするとわかりやすいかなと思います。
ポイント:外水氾濫(堤防決壊)は短時間で家が流されるほどの水流が発生することもあり、人命への直接的な危険度は高いです。一方、内水氾濫はより広い範囲で発生し、川の近くに住んでいない方にも起こりうる身近なリスクです。どちらも「自分には関係ない」と思わないことが大切です。
内水氾濫と外水氾濫をわかりやすく解説

ここからは、実際に起きている被害の事例や、知っておくと命を守れる情報をまとめてお伝えします。内水氾濫と外水氾濫が同時に起きるケースもある中で、ハザードマップをどう使えばいいか、ゲリラ豪雨や線状降水帯が来たときにどう動けばいいか、垂直避難やマイタイムラインの考え方、そして今日から始められる水のうを使った対策まで、順番に見ていきましょう。
同時発生のリスクと被害事例

内水氾濫と外水氾濫は、それぞれ別々に発生するだけでなく、同時に発生することがあります。これが特に怖いところです。
同時発生が起きやすいメカニズム
大型台風や線状降水帯による長時間・大量の降雨が続くと、まず市街地の下水道・排水路が処理しきれなくなり内水氾濫が始まります。同時に河川の水位も急上昇していき、やがて越水・決壊(外水氾濫)に至るというパターンです。この状況では、内水で地域が浸水している中に、さらに外水が一気に流れ込むことになり、被害が複合的に深刻化します。
近年の主な発生事例
2019年10月 台風19号(令和元年東日本台風)
東日本を中心に15都県140市区町村で内水氾濫が発生。浸水棟数約4.7万戸のうち約3万戸が内水被害でした。神奈川県の武蔵小杉では、多摩川の水位上昇で下水道が逆流できなくなる「湛水型内水氾濫」が発生し、タワーマンションの地下設備が浸水したことで大きく注目されました。死者91名・行方不明者3名・重軽傷者376名という甚大な被害でした。
2020年7月 令和2年7月豪雨(熊本県球磨川)
線状降水帯が長さ約280kmにわたって約13時間停滞。球磨川が氾濫する数時間前にすでに内水氾濫が発生していたため、住民が避難を始めようとしたときにはすでに道路が冠水していた、という記録が残っています。内水が外水の避難を妨げた事例として教訓的です。
2023年7月 秋田豪雨
秋田市で記録的な降水量を観測。内水氾濫と外水氾濫が同時発生し、床上浸水4,676戸・床下浸水3,130戸という大きな被害が記録されています。
重要:球磨川の事例が示すように、内水氾濫が先に起きることで、その後の外水氾濫から逃げるための避難行動が困難になるケースがあります。「まだ外水は来ていないから大丈夫」と思って待っていると手遅れになる可能性があります。警戒レベルが上がったら早め早めの行動を心がけてください。
ゲリラ豪雨・線状降水帯と氾濫

近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯という言葉が気象情報で頻繁に登場するようになりました。これらは内水氾濫・外水氾濫、どちらとも密接に関係しています。
ゲリラ豪雨(局地的大雨)と内水氾濫
ゲリラ豪雨とは、狭い範囲に突発的に降る激しい雨のことです。短時間で大量の雨が降るため、下水道・排水路が処理しきれず、内水氾濫が起きやすい状況を作ります。最大の問題は予測が非常に難しいこと。台風と違って事前予告がほとんどなく、これまで水害がなかった地域でも突発的に被害が出ることがあります。
気象庁の統計では、1時間50mm以上の大雨の発生回数は、2012〜2021年の10年間で統計開始当初(1976〜1985年)の約1.4倍に増加しています。集中豪雨の発生頻度は過去45年で2倍以上になったという研究もあり、今後もこの傾向が続く可能性があります。
線状降水帯と複合水害
線状降水帯とは、発達した積乱雲が次々と連なり、同じ地域に長時間にわたって大雨をもたらす現象です。2020年球磨川豪雨でも確認されており、長時間降り続けることで内水氾濫と外水氾濫の両方を引き起こす「複合水害」のリスクが特に高くなります。
気象庁は2022年から線状降水帯の半日前予測の提供を開始しました。「顕著な大雨に関する気象情報」という名称で発表されるので、気象庁のサイトやウェザーニュースなどで確認できます。このような情報が出たときは、躊躇わず早期避難を検討してください。
気象庁が提供するキキクルは、水害の種類によって使い分けると便利です。内水氾濫の危険度を確認するには「浸水キキクル(大雨警報(浸水害)の危険度分布)」、河川の洪水危険度を確認するには「洪水キキクル(洪水警報の危険度分布)」をそれぞれ活用してください。大雨時にはこの2つをセットでチェックする習慣をつけておくと安心です。
内水と洪水ハザードマップの違い

ハザードマップは災害リスクを事前に把握するために欠かせないツールですが、水害に関しては「内水ハザードマップ」と「洪水ハザードマップ」の2種類があることを知っておいてください。この2つは対象としている水害の種類が異なります。
| 種類 | 対象とする水害 | 主な記載内容 |
|---|---|---|
| 内水ハザードマップ | 下水道等の排水機能を超えた大雨による浸水(内水氾濫) | 浸水想定区域・浸水深・浸水継続時間・避難場所・避難経路 |
| 洪水ハザードマップ | 河川の堤防決壊・越水(外水氾濫) | 洪水浸水想定区域・浸水深・家屋倒壊等氾濫想定区域・避難場所・避難経路 |
重要なのは、洪水ハザードマップでリスクなしと表示されていても、内水氾濫のリスクは別の話だということです。川が近くになくて洪水ハザードマップ上では安全に見えるエリアでも、ゲリラ豪雨などで内水氾濫が起きることは十分あります。
洪水ハザードマップに比べると、内水ハザードマップは自治体によって整備状況に差があります。お住まいの自治体のウェブサイトや窓口で確認してみてください。両方のハザードマップは、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト(重ねるハザードマップ)」でもまとめて確認できます。
注意:「過去にこの地域で水害はなかった」という経験則は、近年の気候変動状況においては必ずしも安全の根拠になりません。2018年の西日本豪雨では、洪水ハザードマップが示した浸水予測とほぼ一致した被害が発生し、マップを確認していなかった住民が避難できなかった事例も報告されています。ハザードマップの確認と活用は、今すぐ行動してほしい最重要事項の一つです。
垂直避難とマイタイムラインの活用

水害時の避難を考えるとき、「水平避難(避難場所へ移動)」と「垂直避難(建物の上階へ移動)」の2つの選択肢があります。また、いざというときに慌てないために「マイタイムライン」を事前に作っておくことが非常に効果的です。
垂直避難とは
外がすでに浸水・冠水している場合、むやみに外に出ることはかえって危険です。そのような状況では、今いる建物の2階以上に移動する「垂直避難」が有効です。特に外水氾濫が発生していて外に出るのが危険な場合、建物が頑丈であれば垂直避難が命を守ることがあります。
ただし、垂直避難はあくまで「外への避難が不可能な場合の次善策」です。警戒レベルが上がった段階で、外がまだ安全なうちに避難場所へ移動できれば、それが最善です。
気象警戒レベルと避難行動の目安
| レベル | 情報の種類 | とるべき行動 |
|---|---|---|
| レベル1 | 早期注意情報 | 災害への心構えを高める |
| レベル2 | 大雨・洪水注意報 | ハザードマップ等を確認する |
| レベル3 | 高齢者等避難 | 危険な場所の高齢者・障害者等は避難開始 |
| レベル4 | 避難指示 | 危険な場所にいる全員が避難 |
| レベル5 | 緊急安全確保 | 命を守る最善の行動(すでに危険な状況) |
レベル3・4の段階で迷わず動くことが大切です。レベル5は「すでに危険な状況」のため、このタイミングで初めて避難を考えるのは遅すぎます。
マイタイムラインとは
マイタイムラインとは、大雨・台風などが接近・発生したときに「誰が」「いつ」「何をするか」をあらかじめ時系列で決めておく、個人・家族のための防災行動計画です。自治体によってはテンプレートを配布しているので、ぜひ一度作ってみてください。「○時間前:非常用持ち出し袋を玄関に出す」「レベル3発令:お隣の高齢の方に声をかける」といった具体的な行動を書いておくことで、パニックになりやすい緊急時でも落ち着いて動けます。
ポイント:避難場所・避難経路は1パターンだけでなく、浸水状況によって複数のルートを考えておくことをおすすめします。内水氾濫と外水氾濫が同時発生することも念頭に置いて、「A案がダメならB案」というように柔軟に対応できる準備を。
水のうを使った浸水対策

「浸水対策って土嚢(どのう)しか思いつかない」という方も多いと思いますが、実は家庭で今すぐできる有効な対策があります。それが「水のう(水嚢)」です。
水のうとは何か
水のうとは、袋に水を入れて重くしたものです。土嚢の代わりに使える止水グッズで、身近なビニール袋やゴミ袋でも代用できます。特に内水氾濫のとき、下水道からの逆流で室内が汚水まみれになる被害を防ぐのに効果的です。
水のうの使い方
- トイレの排水口:便器の中に水のうを入れて重しにする。下水の逆流防止に有効。
- 洗濯機の排水口:排水ホースを持ち上げ、口を水のうで塞ぐ。
- 浴室・洗面台の排水口:排水口の上に水のうを置く。
- 玄関・ドアの隙間:止水板の代わりに水のうを並べて浸水を防ぐ(完璧ではないが被害軽減になる)。
作り方は簡単です。45Lのゴミ袋を二重にして、中に水を入れて口をしっかり縛るだけ。重さはおよそ15〜20kg程度になります。あらかじめ試しに作っておくと、本番で慌てずに済みます。なお、市販の止水板や専用の水のうグッズを揃えておくとより確実です。
また、冠水した道路には絶対に車で進入しないことを改めてお伝えします。水深30cm程度でエンジンが停止するリスクがあり、60cm以上になるとドアが開かなくなることがあります。車内に閉じ込められた場合は窓を割って脱出する必要があるため、車載用の緊急脱出ハンマーを備えておくことをおすすめします。
内水氾濫と外水氾濫への備えまとめ

ここまで内水氾濫と外水氾濫の違いから、発生メカニズム、被害の特徴、ハザードマップの使い方、避難の考え方、水のうを使った対策まで解説してきました。最後に、今日から実践してほしいポイントをまとめます。
今すぐできる5つの備え
- 内水ハザードマップと洪水ハザードマップの両方を確認し、自宅のリスクを把握する
- マイタイムラインを作成し、「誰が・いつ・何をするか」を家族で共有する
- 避難場所・避難経路を複数パターン確認する(同時発生を想定して)
- 水のう(水嚢)をビニール袋で試作し、使い方を把握しておく
- 非常用持ち出し袋を準備し、定期的に中身を見直す
気候変動の影響で、これまで水害がなかった地域でも突発的に浸水が起きる時代になっています。「うちは川が近くにないから大丈夫」という油断が、最も危険な油断かもしれません。
内水氾濫への備えは、外水氾濫への備えとセットで考えることが大切です。どちらも「起きてから考える」ではなく、「起きる前に知っておく・準備しておく」ことで、被害を大幅に減らすことができます。
なお、この記事の内容はあくまで一般的な情報提供を目的としています。数値データや被害の見込みは目安としてご参照ください。お住まいの地域の具体的なリスクや避難計画については、各自治体の防災担当窓口や国土交通省のハザードマップポータルサイトで最新の正確な情報をご確認ください。また、個別の状況判断が必要な場合は、防災の専門家や行政機関へのご相談をおすすめします。
HIHでは、水害を含むあらゆる災害に備えるための防災グッズを取り揃えています。「備えていてよかった」と思える日が来ないに越したことはないですが、「備えていたから助かった」と思える日のために、ぜひ一度準備を見直してみてください。
